【書評】中韓が捏造した歴史をマスコミが喜んで受け入れる理由

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中国・韓国が日本に対して歴史を歪曲させ、ハラスメントともいえる感情をぶつけてくるのはなぜなのか、そして日本のメディアがそれに迎合するのはなぜなのか…。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』では編集長の柴田忠男さんが、中韓、そして日本の報道機関はなぜ歴史を捏造するのかを解説した1冊の本を紹介しています。

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こうして歴史問題は捏造される
有馬哲夫・著 新潮社

有馬哲夫『こうして歴史問題は捏造される』を読んだ。日本に対する韓国の慰安婦」、中国の南京事件ハラスメントが続いているのはなぜか。日本の新聞やテレビがそれに迎合して、歴史を歪曲させるのはなぜか。問題の根本は「歴史リテラシー」の欠如にあるという。プロパガンダに与せず、イデオロギーに依らず、謙虚に歴史を見つめる作法を説いた、稀にみる良書である。

日本のジャーナリズムでは、予めシナリオを書きそれに基づいて取材し記事や番組にすることが普通に行われている。冤罪を生む検察と同じ手口だ。実害の大きな問題が起きても、あまり罰せられない。この状況を逆手にとり、悪用して、でっちあげ記事を書く輩も少なくない。現在のテーマや問題を扱うとき、時間的制約があるのでという言い訳は、ある程度は許容されているらしい。

だが歴史については許されない。限られた時間で報道するには、踏まえるべき資料、裏とりを要することが多すぎる。ジャーナリストが手がける歴史ものに捏造が多い理由だ。歴史は彼らの都合にあわせてあるのではなく資料も彼らのシナリオや意図とは無関係に存在する。大抵の場合、特定の人物の反証不可能な証言を中心に、不都合な反証を一切無視する捏造の記事、番組が生まれる。

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