鎖に繋がれた象になってないか。負の思い込みから脱却する思考法

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自分で勝手に決めつけて可能性を狭めてしまったり、思い込みで行動を制限してしまうこと、ありませんか?今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』では著者で飲食店コンサルタントの中西敏弘さんが、「鎖に繋がれた象」という寓話を例に挙げつつ、「そんな考え方には終止符をうつべき」と記しています。

あなたは、「鎖に繋がれた象」になっていないか?

「鎖に繋がれた象」の話を聞いたことがあるだろうか? サーカス団にいる大きな象の足に、鎖で小さな木の杭に繋がれている。あれだけ大きな体なら、逃げ出すこともできるだろうに、どうしてそうしないのでしょう?

象は子どもの頃からその鎖にずっと繋がれている。当時からしたら、巨大な杭で、毎日毎日逃げようと試みたが、それは叶わなかった。次第に諦め自分がこの鎖から逃げられるわけがないと自分自身に言い聞かせ洗脳し)、そのまま大人になっても逃げようとしない象になってしまったのだという話。

「どうせやってもダメだし…」という考えになってしまい、行動すること思考することを諦めてしまっては何も変化しないよ。固定概念に縛られ、最初から「飽きられる」のではなく、「本当にそうだろうか?」と疑ったり、ゼロベースで考えることの重要性を伝える話です。

先日、ある勉強会でこういう場面に遭遇した。

「〇〇だから、客単価が低いのは当然ですよね?」
「世間は人不足だから、人が集まらないのは仕方ないですよね?」
「グループ客が多いと、客単価が下がりますよね?」

などなど、僕にとっては????という意見が相次いだ。決して、彼らが後ろ向きで、やる気がないわけではないのだが、自分たちで勝手に●●だと決めつけてしまっている。僕は、「本当に…?」と何度も聞き返したが、彼らは、キョトンとした顔をしている。「このおっさん何言っているの? 何もわかってないな…」という心の声が顔にでている。

大切なのは、「●●だと勝手に決めつけない事自分たちで思考を辞めてしまうと現状を打破することは難しい。そして、自分たちで考える視野範囲を狭めてしまっているので、どうしてもやることが限られてしまう。その結果、「頑張っても、これ以上…」とマイナス思考になってしまう。これでは、何も解決しない!

先ほどの話でいえば、「本当にそうなのか?」「本当に無理なのか?と疑ってみることが大切だし、「どうしたら、その状況を打破できるのか」という視点で考えてみることが大切だ。

さて、皆さんも、自分の「勝手な」思い込みで思考を辞めてしまっている事、行動を辞めてしまっていることはないだろうか?あなた自身、「鎖に繋がれた象」に繋がれていないだろうか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 中西敏弘 【発行周期】 毎週2回

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