例え上手はプレゼン上手。今日の会議で使える例え方のテクニック

 

このような上位互換の例え方は、聞き手にすぐに理解してもらえる、イメージが浮かびやすい、効率のよい表現です。利用する上で基本となる意識としては、話し手と聞き手の間の共通言語で例えることが、大事になります。聞き手の人数が多ければ、最大公約数的に。

聞き手が不特定多数であれば、ほとんどそれは、常識と呼べるレベルになりますし、逆に、ふたりの会話において、そのふたりのなかで共通言語であれば、一般の人には知られていないマニアックな言葉でも大丈夫です。

もちろん話し手の語彙や表現力の問題もあるでしょうが、何よりもまず、聞き手との共通認識はどのぐらいなのかに「配慮する意識」こそが肝心だと思います。

上位互換の例え、そのほか、いろいろ考えられますよね。イチゴの見た目の美しさなら、有名な女優さんとか。

  • 北川景子のようなイチゴ」

ショートケーキに乗っていたらすごいですね(笑)。

イチゴが乗っているその様が、絵画のようなら、

  • ルノワールの絵のような佇まい」

などなど…。

今回は題材がイチゴですけど、

  • 名勝 ・歴史的な遺産
  • あるジャンルが得意なことで有名な人
  • 日本一、世界一
  • その他、特徴が際立っていること

などは、上位互換の比喩に使えますから、既に知識として持っている人は、その知識をアウトプットのほうに役立てたり、例えで話すのが苦手な人は、読書などで知識をインプットしながら、同時に、「この言葉はどういう時に例え話で使えるかな?」と、アウトプットのほうもイメージしてみると、勉強を苦労と思うことなく、楽しく、表現力向上を実践できるのではないかと思います。

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アナウンサー歴30年、極限の環境で話し続ける著者が、実体験から会得した「話し方のコツ」を理論化。人前で話す必要がある人の「もっと〇〇したい」に、お答えしています。一般的な「話し方本」には無い情報満載。

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