本心はどこに?今になって小沢一郎に近づく橋下徹の「皮算用」

arata20181115
 

先日、「橋下徹前大阪市長と自由党の小沢一郎代表が、国民民主党の前原誠司氏を介して会食した」との報道がなされ、さまざまな憶測を呼んでいます。政界復帰を完全否定し続けている橋下氏ですが、ではなぜ今、小沢氏と会ったのでしょうか。元全国紙社会部記者の新 恭さんが自身のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』で、橋下氏の本心を探ります。

今なぜ橋下氏は野党結集を論じ小沢氏と会ったのか

小沢一郎氏と橋下徹氏のたった一度の会食が、いくつものメディアに取り上げられている。

一部新聞に「終わった人」扱いされている老政治家が、政界を引退したタレント弁護士と会ってフランス料理を食べた。それが、どうしてニュースになるのか。

安倍政権べったりの産経新聞と、かつて「政治とカネ」をめぐるデッチ上げ事件で小沢バッシングを続けた朝日新聞に、こう書かれている。

会食は、小沢氏が橋下氏の動向に関心を示していることを耳にした前原氏が、橋下氏と定期的に開いている会食の場に小沢氏を招く形で実現した。橋下氏が野党結集に向けた持論を記した著書『政権奪取論』(朝日新書)が話題にのぼり著書の内容について「認識はみんな共通していた」(出席者の一人)という。
(産経ニュース)

橋下氏は2015年末に市長を退任。政界復帰を自らは否定し続けているが、野党内には待望論がくすぶる。かつての政権交代の立役者、小沢氏との接近は臆測を呼びそうだ。
(朝日新聞デジタル)

安倍政権の補完勢力とみられている「維新の生みの親が野党結集を論じているのには違和感を持つ方も多いだろう。

報道によると、橋下氏の新著に書かれた「強い野党の作り方の中身が話題になり、橋下、前原、小沢の三氏は、共鳴し合うところがあったようだ。

橋下氏は、週刊FLASH11月6日号のインタビュー記事で、著書に関しこう語っている。

僕は、安倍政権を打倒しなければならないとは思っていません。でも、強い野党は必要です。そのためには、日本政治史上初の、予備選挙を実施しなければなりません。それは、選挙の前に、候補者選びを「見える化」するということ。今すぐ野党がひとつにまとまる必要はない。しかし、各野党が議席を増やすためには、野党候補を一本化する予備選が必要不可欠なのです。

つまり、野党陣営が自民党に対抗するには、各選挙区で野党統一候補を立てる必要があり、党の垣根を超えて予備選を行えば、候補者選びの見える化で国民の関心も高まるというわけだ。

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