もし、本当に国民年金が廃止になったら我々に何が起こるのか?

 

年金保険料払ってきたのに途中で死んだら払い損じゃないか!とか保険料払った分が元が取れない!とかそういう話はあんまり意味が無い。毎回言ってるけど(笑)。じゃあ、民間の生命保険の定期保険で言ったら、途中で死ななかったから保険金下りずに損した!とか、火災保険だったら、家が燃えてなくならなかったから保険金下りずに損した!とか馬鹿な話をするんでしょうか。んなわけないですよね。年金は貯蓄じゃなくて保険なんです。多くの人が貯蓄と勘違いしてる感がある。現役世代が老齢世代を社会的に扶養する仕組みをこれからも維持していく事は本当に大切。

更に老後の年金だけでなく、人生の途中で病気や怪我で働く事が困難になれば障害年金が傷病が治るまで保障。でも中には先天的な病気や、不慮の事故なんかで一生治らない障害を負ってしまった方もいるでしょう。そういう方々が所得が得られない場合は障害年金やその他福祉的なもので支えていかなければいけません。また、自分が死んだら遺された家族(主に配偶者)に基本的には終身で遺族年金が支払われる。こういう所も公的年金の最大の強み。だから公的年金に加入して保険料を支払ってる。民間保険がそんな至れり尽くせりやってはくれない。

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年金アドバイザーhirokiこの著者の記事一覧

佐賀県出身。1979年生まれ。佐賀大学経済学部卒業。民間企業に勤務しながら、2009年社会保険労務士試験合格。
その翌年に民間企業を退職してから年金相談の現場にて年金相談員を経て統括者を務め、相談員の指導教育に携わってきました。
年金は国民全員に直結するテーマにもかかわらず、とても難解でわかりにくい制度のためその内容や仕組みを一般の方々が学ぶ機会や知る機会がなかなかありません。
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【著者】 年金アドバイザーhiroki 【発行周期】 不定期配信

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