昨年、人が定期的に通える店は25箇所しかないという研究結果がロンドン大学から発表されました。その25か所の中に、いかにして自分たちの店を入れてもらうかを考えるうえで、何を参考にすればいいのでしょうか。接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、自身の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』でそのヒントを記しています。
もう一度足を運んだら
昨年、ロンドン大学のある研究機関から、こんな研究結果が発表されたのをご存知でしょうか?
● 私たちが定期的に通える場所は25箇所までしかないと判明、新しいお気に入りが増えると古いお気に入りが削除される
簡単に言うと、人が定期的に通えるのは、25箇所までしかないという研究結果です。家や食事をする場所など、いろんな場所を含めての25箇所で、新しい場所が出てくると、もともとあった25箇所のリストの中から削除して、追加されるということなのだとか。
なかなか面白い研究だなーと思う反面、商売をする人からすれば、その25箇所に、いかにして自分たちのお店を入れてもらうかが、肝になってくるという話です。まぁこの研究結果が、どこまで正しいのかなどは、私にはわかりかねますが、定期的に通う理由については非常に興味はあります。
私も、いくつかのお店に定期的に通っています。飲食店だったり、物販店だったりと、お店の形態や扱っている商品は様々ですが、頻度の差こそあれ、無意識的に通ってしまうお店はあるわけです。
しかし、書いた通り、無意識であることが多く、「なんとなく」その店に行くことがほとんど。「〇〇だから、あの店に行こう」という感覚で、動いていることは少ないと思います。
でも、そこを追求していくと、必ず何かしらの理由は眠っています。例えば、「家から近い」のような単純な理由もあるかもしれませんが、似たような理由であれば、他にもいくらでも店はあります。そこをもっと追求していくと、
- スタッフと仲が良い
- 必ず新しい商品がある
- 自分の好みに合っている
- 自分の顔を見たら、気づいてくれる
- 静かで居心地が良い
など、相応の理由が見えてきます。結果として、自分が、もう一度その店に足を運んでいるのは、こんな理由があるからなんだと、気づくことができるのです。