韓国レーダー照射事件で、日本が厳しい態度を貫くべき当然の理由

 

文在寅政権は、経済政策の失敗や、大統領府による民間人監視疑惑によって支持率が急落しています。そのため大統領秘書室長や内閣の改造を行おうとしています。

とくに大統領の側近である大統領秘書室長はこれまで、北朝鮮のプロパガンダに同調した活動を行ったことで、国家保安法違反で服役したこともある左翼活動家の任鍾ソンが務めてきましたが、さまざまな疑惑や不祥事によって政権支持率が下落したことにより、駐中国大使の盧英敏に交代することになりました。

盧英敏駐中大使が大統領秘書室長に内定 8日に発表へ=韓国

大統領秘書室長を親北派の次に親中派を持ってくるところが文在寅政権らしいところですが、同政権の対北制裁破りや反米姿勢によって、すでに米韓同盟の破棄が現実味をもって語られるようになっています。これに米中貿易戦争もからんでくることになりますし、そのために駐中国大使を秘書室帳に据えたのでしょう。

米専門家が米韓同盟を懸念「悲劇的な終息を迎えるだろう」=韓国ネットに不安広がる

かつて李明博大統領が竹島に上陸した理由として、「昔に比べて日本は強くなくなっている」と述べたことがありました。つまり、日本が弱くなっていることも韓国の反日が激化する原因の一つなのです。

日本人は弱者を応援する「判官びいき」の性格ですが、韓国人は強者に従う事大主義を1,000年以上も続けてきました。それだけ性格が異なっているのです。ですから、強くなくなった日本を軽侮するのも当然なのです。やはり日本が強く出なければ、ますます韓国の反日は激化するばかりとなるでしょう。

韓国は昔から内ゲバが絶えず、階級対立のみならず地方同士や一族内でも争いごとが日常茶飯事でした。現在の朝鮮半島でも、南と北の争いが続いていますし、韓国内では青少年と老人の対立のみならず、約半世紀にわたって歴代大統領が次々と牢屋にぶち込まれています。同胞に対してさえそうなのですから、日本人に対して遠慮などあるはずがありません

いずれにせよ、韓国による1919年の建国年化、媚北・媚中、反日・反米化によって、アジア情勢は大きく変わってくる可能性が高いといえます。単に問題は日韓の感情的な問題だけではなく、日米による韓国切り離しが進み、台湾や東南アジアとの連携の重要性が増してくるという、国際政治や地政学的な大転換になると思われます。

それだけに、日本は韓国に対して曖昧な態度ではなく、厳しく対応を迫っていく姿勢が必要なのです。

image by:  文在寅 - Home | Facebook

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