お腹の張りとサラサラ鼻水は「下痢」のサイン。効果的な対策は?

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寒さはさまざまなカラダの不調を引き起こします。冷えによる下痢に悩まされる人も冬には多いようです。そこで、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者・のぶ先生が、下痢の原因となる小腸の冷えをチェックする方法と、効果的な温め方を教えてくれています。

冷えて下痢になりやすい人の対策

【慢性的な足腰の冷えは下痢の元】

足首が冷えると膀胱炎になりやすいです。そして、太ももが冷えると腸が冷えて下痢をしやすくなります。とくに太ももの前側が冷えると、小腸が冷えて腸内の飲食の食べこなしが進まず、水のような下痢や食べ物が未消化のままお腹を下すことがあります。

【おへその上がポコンっと出っ張ったら要注意】

小腸の冷えは食べこなしの働きが落ちるので、食後2時間以上たってもおへその上がポコンッと出っ張ったままです。いつまでもお腹が張っているようなら、下痢の兆候ですから要注意です。少量の食事でもお腹は出っ張りますし、冷えの程度が強いと、サラサラの鼻水が止まらなくなることもあるので、覚えておくとよいです。

【下痢の原因は小腸の冷え】

腹痛が伴わない水のような下痢をひんぱんに繰り返すのは、小腸が冷えているからです。直接おへそのあたりを湯たんぽやアンカなどで温めるとよいですし、腹巻は必需品です。

また、太ももの前側をさすって温めたり、ひざを抱えるような運動をして太ももの前側の筋肉を刺激してもよいです。便意があってトイレで座っているときなど、太ももの前側を両手のこぶしでトントン軽くたたくようにすると、腸の運動が高まって通じがよくなります。

【座って作業をする人は、ひざかけと湯たんぽ】

寒い部屋でじっと座って過ごす人は、お腹が冷えやすいです。ひざかけでしっかり太ももを温めながら、くわえて湯たんぽもひざの上にのせておくとよいです。

ジッとひとり部屋にこもって、座って作業をすることの多いぼくは、やはりひざ上の湯たんぽを必需品にしています。あるとないとでは、作業の疲労感に顕著な違いを感じます。寒いというだけで、カラダは意外と力が入りっぱなしになるし、肩コリや腰痛の原因にもなります。めんどくさいけど、こまめに寒さをしのぐということは、生活の質を高めるためには、とっても必要なことなんじゃないかな、なんて思います。

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臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。メルマガには季節にあった体に負担のかからない暮らし方、食事のとり方が書かれているので、そのとおりに過ごせば病知らずです。

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【著者】 鍼灸師・のぶ先生 【月額】 660円/月(税込) 【発行周期】 毎週金曜日

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