「試験結果で落ち込む子ども」を復活させるための3つのステップ

 

家庭教育アドバイス…「ソーシャルサポートの効用」

「辛い」「苦しい」という気持ちを吐き出す場所を作ることが大切です。また、吐き出した時に、そのままを受容してくれる環境にあることがとても大事です。つまり励まされたり、アドバイスされたりする前に、まずは「そうだったんだね」とありのまま受け入れてくれる場所です。

心理学の研究ではコミュニティに所属し、ソーシャルサポートを得られる人は精神が安定することが判明しています。ソーシャルサポートとは、周囲からの心理的な援助を意味します。コミュニティとは、3人以上の集まりで、少なくとも月に1回、1時間以上一緒に過ごす時間がある集まりを言います。

例えば、家族、職場、学校、部活、同好会、塾仲間、習い事仲間などがあります。こうしたコミュニティに3つ以上所属しているのが理想です。一つだけのコミュニティでは人間関係が広がらず、お互いに依存し合う関係で問題が発生しやすいからです。

コミュニティに所属することでレジリエンスを高めることができますから、積極的に所属するよう意識しましょう。

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家庭教育アドバイザー 柳川由紀この著者の記事一覧

家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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