NYでマスクをすると、忠告してくるのが日本人だけなのはなぜか?

 

ニューヨーカーの真似して、マスクせずに、ニューヨーカーからウイルスもらって、ニューヨーカーに伝染し返して、どうする…。もちろん、最初はこの街でマスクをして出歩くことは勇気が多少必要でした。周囲にはマスク姿で歩いている人がいないのだから。でも、今ではすっかり慣れました。白い目で見られても、知ったこっちゃない。家にウイルス持ち帰って3歳の子供たちにうつすより数千倍マシだ。

でも、結果、気づいてないだけかもしれませんが、白い目で見られたことはなかったように思います。わからない。本当は心の中で、笑われているのかもしれないけれど、実際に表立って笑われていないのだから、僕にとっては笑われていないのと一緒です。それに、すぐにやたらコンタクトしてくるニューヨーカー、絶対、ヘンだと思ったら、ひとりくらいは、おまえヘンだよ、と言ってくる。何百人、何千人とすれ違ってもひとりも言われたことはありません

考察するに、ニューヨーカー、いちいち人をかまっていられないんです。タクシーに乗ったらターバン巻いてる運転手がいる。民族衣装を着て、目付近しか見せないアラブ系の女性もそこらあたりにいる。僕ごときが口元に小さな白いマスクをしたところで、誰も注目しちゃくれない。注目するのは在米の日本人くらいなもんだ。

THE日本人だねぇ、と笑われたら、THE日本人なんです、とニッコリ微笑もう。いつか、ニューヨーカーも東京の人くらいマスクで予防をするようになったらいいなと思います。それでも、この街でマスクをして外出する勇気のない社員には、もちろん強制はしないけど、こう言ってます。

誰もおまえのこと見ちゃいねえよ(笑)」

ニューヨーカーのモノマネして、インフルエンザもらってくるのは真の国際人じゃない、というのが持論です。

image by: Tom Wang, shutterstock.com

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全米発刊邦字紙「NEWYORK BIZ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ1000人のインタビュー記事を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる。初の著書『武器は走りながら拾え!』が2019年11月11日に発売。

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