では、話し方で悩む人は、こういった過程のうち、どこが苦手で、何が不満なのでしょうか。まず話し方という言葉の印象からしても、話し方=言語化、音声化の問題という感じがしますよね。
もちろんその途中には、聞き手の存在から受ける精神的影響もあるでしょうし、音声化そのものが苦手、つまり発声・発音から難ありと思い込んでいる場合もあるでしょう。
それらも含めて、
- 自分の頭の中にぼんやりと蓄積されている情報を
- 人に伝わる形に整理しなおして、言語化・音声化すること
だと思うのですが、それに加えて、
- 頭の中を表現し尽くすことで得られるスッキリ感
これを伴わない限り、おそらく話し方のお悩みは解決されないのだと思います。
言い換えると、話し方における自己満足的な部分ですね。これをいくらただの自己満足だからやめなさい、と言っても、やめられないから、やっかいなんですよね。それはわかります。
そして、たまたまうまくいくような偶然の成功体験や、他の人が、それをうまくやってのけるところを見るにつけ、いつでもそれができる能力=再現力を身につけたい、何かひとつ考え方を変えるだけでうまく話せるようになる、魔法のキーワードがあれば教えてほしい。そう思っていらっしゃるのだと思います。
そんな方のために、頭の中を表現し尽くしてスッキリする方法をお教えしたいと思いますが、その前に!クイズをご用意しましたので、ちょっと考えてみてほしいんです。
話してスッキリする人と、なんかモヤモヤが残る人。考え方の違いが浮き彫りになりますので、ぜひお試しくださいね。
Q.大きなザルのなかに、大豆やら、小豆やら、いろいろな種類のマメ類が、たくさんごちゃ混ぜに入っています。これらの豆を、まとめておいて!と指示されました。
あなたは、何をしますか?
image by: shutterstock.com