ランナーを惑わす「糖質=悪」のイメージ。プロ推奨の糖質摂取法

 

糖質が普通預金やATM、脂質が定期預金とするならば、タンパク質は不動産のような資産に例えると分かり易いかと思います。しかし、普通預金が足りなかったり、定期預金を解約するのに時間がかかっている時には、不動産を担保に換金するというようなイレギュラーな方法が生まれてきます。

これが糖新生です。具体的には筋肉などが分解をしてアミノ酸が作られて、そのアミノ酸がエネルギーへと変わっていくのです。 この場合のひとつの欠点は、アミノ酸からアンモニアが作られやすくなるという事です。アンモニアは体内において有害であるために、クエン酸回路内にあるαケトグルタル酸が反応をしてグルタミン酸へと変換、無毒化していきます。

この反応によってもクエン酸回路内の物質が足りなくなるために、クエン酸回路がスムースに回らなくなります。その結果、脂肪が分解されて入ってきたアセチルCOAを取り込めなくなるという状況が生まれてしまいます。すなわちこれこそが、脂肪の燃焼効率を落とすということなのです。

一方で糖質がランのパフォーマンスにマイナスに作用するケースもあります。

トレーニングや運動の直前にブドウ糖の摂取量が多くなると、インスリンが分泌される効果と運動によって筋肉内にブドウ糖が取り込まれる効果が重なるために、低血糖を起こしやすくなります。低血糖によるスタミナの減少のみならず、先のグリコーゲン不足のケースと同様に脂肪酸の取り込みが弱まってしまいます。

これは1時間ほど前からのブドウ糖の摂取量に影響を受けるという実験の結果がありますので、血糖値とインスリン濃度が高い状態を運動スタート時に作らない工夫が必要です。練習やスタート前にはCCDのようなインスリンの分泌を一気に引き上げない糖質の利用が好ましいと言えます。

全体の中では、朝食を含めた午前中というシーンと、練習やトレーニング直後には積極的に糖質を摂取することをお勧めします。特に練習直後のグリコーゲンリカバリーは、ランにとってはかなり重要なパフォーマンスアップ要因といえます。

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