毎日の「終礼」で店長がスタッフに絶対に言ってはいけない言葉

 

次の日、このスタッフはどんなテンションでお店にやってくれば良いか、想像できるでしょうか。地獄ですよね。ですが、ここまでとは言わずとも、これに近い終わり方をしているお店は少なくないのです。

確かにふりかえりの場面では、厳しい指摘をしたり、叱らなければいけない場面もあります。それ自体は、致し方ない部分もあるでしょう。ですが、その状態のまま終わられたスタッフは、気持ちを落とした状態を引きずることになります。そうなれば、翌日の出勤どころか、帰り際にも、全然気持ちよく帰ることができず、家に帰ってもイヤーな気持ちを抱えたままです。始め方と同様に、終わり方にも気をつけないと、スタッフのモチベーションを保てなくなるのですね。

この辺がうまい店長も、やっぱりいます。そういう店長は、終礼などで一日のふりかえりをする時に、叱るところまでは同じです。「こういうことがあったので、気をつけましょう」「売上が厳しい状態なので、全員で気を引き締めていきましょう」など、その時々で的確に締める部分は締めます

ただ、その状態のまま一日を終えずに、思いっきり気持ちを切り替えてくれます。「よし!じゃあ暗い話はこのくらいにして!ご飯行く人ー!?」みたいな店長もいますし、「怒るのはここまで!このまま帰ったらお互いに気分良くないから、最後は笑顔で締めましょう!」みたいに締める店長もいます。暗くなるのは仕方ないとしても、その気持ちを次に引きずらないような配慮があるのです。そういう切り替えをして終わらせてくれる人がいると、その店の空気はとても良い状態が保てるようになります。

やったことをふりかえることは、仕事においてとても重要なことです。それに対して、厳しい意見が出たり、時には叱らなければいけないということもあります。ですが大事なのはその後の終わらせ方です。ここで、しっかり切り替えができるようにしておきたいですね。

今日の質問です。

  • どんな終わり方で一日を終えれば、気持ちよく終えることができますか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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