キラキラネームを付けられた子供が被る、一生を左右する不利益

 

そしてこれは是非、知っておいてほしいのですが、奇抜な名前や読めない名前全くの当て字だったりした場合、就職時には非常に不利になります。全ての企業では、入社希望者の人となりなど、正確に把握はできません。ですから学歴を見たり、学力テストをしたり、面接をしたりしますが、数分でその人の本質を見抜く事ができる試験官などいないのですね。

その為、エントリーシートや、履歴書、学力、面接などから推察される総合評価で判断されるのですが、その時に必ず記載されているのが、試験を受ける方の名前。エントリーシートにも、履歴書にも、学力試験の答案用紙にも、そして面接でも、必ずその方のお名前に結果が紐付けされていきます。

ですから、名前が明らかに常識から逸脱していると、試験官は常に疑問を持ちながら評価をすることになるのです。この名前を付けた親はどんな親なのか?その親に育てられたこの子はきちんと仕事ができるのか?上司や先輩、同僚たちと問題なくやっていけるのか?

本人がどんなに頑張っていても、又、どんなに素晴らしい力があっても、それを評価される前に、親が付けた名前の非常識さが際立ってしまい、他の方より一段も二段も低い段階からスタートすることになってしまうのです。そして多くの場合は書類選考ではじかれてしまい、面接の機会すら与えられない、という結果になりかねないのです。キラキラネームと言う言葉が生まれて久しいですが、その時の子供たちがもう就職の時期に来ていて、多くの子がそういう不遇を受けている現実があるのですね。

そう言われてしまうと、今後、どうやって子供に名前を付けたらよいか分からない…と悩んでしまわれるかもしれませんが、心配はいりません。書店に行くと、命名の為の本はとてもたくさん出版されています。信頼できる本を探して参考にしてみると良いと思います。

それに漢和辞典国語辞典を使って頂ければ、その漢字が持つ意味、その言葉が持つ意味を調べる事もできます。そしてどうしても自分で付けられない時には、神社などにお願いして候補を出して頂くこともできます。さまざまな候補を挙げて、その中から“とびっきりの一つ”を選んでほしいのですね。

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