さて、この場合ひとつやってはいけないことがあるそうです。それは
- 否定すること
です。子供側が被害を話したとき、これに対して大人側がショックを受け、被害を否定したり、なかったことにしたりすることです。たとえば
- ホントなの!?
- ウソをつくんじゃありません
- ○○さんがそんなことするはずない!
- とにかくシャワーを浴びなさい
などです。
これは想像してみると分かりますが、逆に想像してみないといかにも言ってしまいそうな言葉ですよね。自分の子供が性被害を受けたことにショックを受けて、つい言ってしまうかもしれません。
ですが、これも想像してみると明白ですが、これを言われた子供の側のショックは計り知れません。勇気を出して告白したのに、否定されたりなかったことにされたりしたら、もう話したくない気持ちになってしまうだろうと思います。
ちなみに「シャワーや入浴を促す」ことは、汚れたものをキレイにすることなので、性被害を受けた自分の身体を
- 汚れたものと受け止めてしまう
のだそうです。ただ、妊娠等の危険がある場合もあるので、早急に医療機関に連れていくことが大切です。
逆に、必ずやってほしいことは
- メモを残しておくこと
だそうです。多くの場合、
- 子供が最初に言ったことが最も真実に近い
のだそうです。なので、これを記録しておくと後々役に立つんです。ただ、詳しいメモを残そうとするあまり詳しく聴きだそうとする必要はなく、時間・場所・加害者など簡潔なものでヨイそうです。
新しい出逢いの季節。イヤなことには出逢いたくないものですが、万一に備えて知識くらいは備えておきましょう。
image by: Aleksandar Todorovic / Shutterstock.com
ページ: 1 2