「インバウンド」意味知らないが6割。「ほぼほぼ」に違和感?国語意識調査

2019.05.14
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by ニシム(まぐまぐ編集部)
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時代とともに少しずつ変わっていく日本語。「言葉の乱れはケシカラン」と批判的な意見と、「言葉とは変化するものである」という受容的な意見があり、常に専門家の間でも見解が分かれるところです。さて、毎年文化庁が実施している「国語に関する世論調査」では、今年も一般の人々日本語の使い方に関する興味深い調査結果が発表されています。もしかするとあなたも日頃、間違ったまま覚えた日本語表現を使ってしまっているかもしれません。ぜひチェックしてみてください。

「手続」「手続き」、「取組」「取り組み」どっちに違和感?

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10の言葉の書き方について、それぞれ2通りの書き方を挙げて、どちらが良いと思うかを尋ねた質問。これは一応どちらも正解です。官公庁で作成する公用文に用いられる表記は、下線がついたほうなのだそうですが、一般人の感覚とずれているものも結構多いようです。
官公庁の表記ルールに従って用いられているけれど、一般の人が良いとは思わない表現は、「正に」「若しくは」「手続」「取組」「楽しいこと」「私たち」「話し合い」など、実に多くありました。一方、官公庁の用いている表現で圧倒的にそれでいいという意見が多く集まったのは、「売上高」くらいでした。お役所の書類がなんとなく読みにくいのは、こういった言葉の選び方にも原因があるのかもしれません。

メール作法。実は、みんな誰かの真似をしてるだけ!?

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仕事上やり取りするメールなど、改まったメールを送ったり受け取ったりしたことが「ある」と答えた人(全体の 48.0%)に、改まったメールを作成する場合どのようなものを参考にしているかを聞いた結果です。
「仕事の中で送られてくる他の人のメール」が57.5%で最も高く、次いで「ウェブサイトから得た情報」が 34.9%となっている。一方「参考にしているものはない」は 11.5%となっている。大多数の人が、誰かから送られてきたメールをこっそり真似ているようです。そして、わからない時はやっぱりインターネットで調べているんですね。

マナー講師よ、これが日本の「メール作法」だ!

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仕事上やり取りするメールなど、改まったメールの決まった型や形式とはどのようなものであると考えるかを聞きました。
その結果、「「お世話になっております」「お疲れ様です」など、挨拶の言葉を入れる」が 最も高く、次いで「宛名を入れる」(72.7%)となっています。
確かに、改まったメールで(笑)や「♪」や顔文字が入っていると、マナー講師に叱られそうです(笑)

「インバウンド」実は意味分かってない?外来語意識調査

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同じような文脈で用いられることのある漢字を用いた語とカタカナ語の組合せ6項目について、同じ意味の言葉だと思うか、それとも使い分けのできる言葉だと思うかを聞きました。その結果、「指針」と「ガイドライン」、「作業部会」と「ワーキンググループ」以外は、いまひとつ「意味がわからない」という人が少なくないことが判明しました。
最近よく耳にする「インバウンド」も、実に6割以上の人が意味を理解していないことが判明!こんな状態で外国人観光客がたくさん訪日する2020年東京五輪を迎えていいのでしょうか。理解できていないみなさん、今一度、意味を確認してください!私も確認します!

「インバウンド」の意味(Wikipedia)

「ほぼほぼ」表現にガチで世代間格差!

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さて、ここからは最近よく使われるようになった表現の世代間の浸透度を聞いた調査結果です。「ほぼほぼ完成している」という表現について、年齢別に見ると、60代以上の人は「聞いたことがない」人が多く、「聞いたことはあるが使うことはない」のが50 代、「使うことがある」は、40 代以下となっています。「ほぼほぼ」と言いたくなったら、違和感を与えないかどうか、まずは上司や先輩の年齢を考慮したほうが良さそうです。

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ガチで勝負をする」という表現について年齢別に聞いた結果です。やはり「ほぼほぼ」同様に、50代を超えると認知度が大幅に下がり、「ガチ」という表現を知っていても使うことはない人が多いようです。アラフォー以上の人は「ガチで」よりも「マジで」という表現のほうを使っているかもしれませんね。

それ、間違ってますよ。みんなで誤使用してる表現

次は、大半の人が間違って覚えて間違ったシチュエーションで使ってしまっているかもしれない表現について聞いたものです。正解は、太字の意味です。あなたは正しく理解できていますか?

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今回尋ねた慣用句のうち、「檄(げき)を飛ばす」と「なし崩し」は、本来の意味とは違うとされる方が多く選択されるという結果となりました。「やおら」については、18年度の調査時にニュースなどで話題になったこともあり、少しずつ本来の意味が浸透してきたようですね。

さて、あなたは正しい日本をを使えていたでしょうか。私はほぼほぼ正しい表現を使えていました(笑)これ、ガチです♪

文化庁・平成 29 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要
http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/pdf/r1393038_01.pdf

image by:Guitar photographer, shutterstock.com

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