【安全な卵の見分け方】消費期限よりも、産卵農場、産卵日の表示をチェック

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昨年、「食品業界を知り尽くした男」としてネット上で人気外食チェーン店をメッタ斬りにしたり、スーパーに並ぶ食品のヤバさを指摘し注目を浴びた河岸宏和さん。そんな彼の本職は「食品安全教育研究所の代表」で、まぐまぐ大賞2014教育・研究部門で3位に入賞した『食品工場の工場長の仕事』の発行者さんでもあるんです!

これまで数々の食品工場で品質管理業務を行ってきた、まさに「食のプロフェショナル」の河岸さんが教えてくれる「食材や惣菜の正しい選び方」は“知らなかったじゃ済まされない”レベル。もちろん工場管理に役立つ情報もレクチャーしてくださるので、心ある食品業界の方も必読ですよ!

おいしい卵の見分け方 産卵日のあるものを購入

私は、新鮮な卵が手に入った時は、炊きたてのご飯に卵の白身だけをかけてふわふわに混ぜ込み、黄身をご飯の中心に落として、醤油をひとしずく垂らした卵かけご飯を食べてみたくなります。

すき焼きも、卵の黄身だけを3個分わけて食べるのが大好きです。

子供の頃には風邪を引くとすった林檎にたまごの黄身を落とした物を食べると何故か元気が出たものです。

生で卵を安全に食べるためには、注意が必要です。食べ物には、潜在的に食中毒を起こす可能性がある物があります。卵には潜在的にサルモネラ中毒を起こす可能性があるのです。

サルモネラは、75℃で1分加熱すれば確実に死滅しますすき焼きの卵、黄身が柔らかい目玉焼き等は、サルモネラが卵の中にいた場合は、死滅する事はありません

スーパー等で卵を購入するときには、特に注意が必要になります。サルモネラは8℃以下で管理すると増殖する事を制御できます。鶏の体温は40℃以上ありますから、生まれたての卵も40℃以上あります。生まれた卵を直ぐに集めて8℃以下で冷蔵管理する事が必要になります。

鶏卵の表示は、法律上は「産卵農場」、「産卵日」の表示の必要はありません。しかし、何時、何処で生まれた卵なのか、何を食べて育った卵なのかは、「DHAを含んでいる餌を食べて育った」と言う情報よりも私は必要な情報だと思っています。

 

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