そのような思いを抱いていたのだが、ある日コピーライターの糸井重里さんがゲームMOTHER2の攻略本に寄稿したメッセージがツイッターに引用されていて目にとまった。
その内容は
野球の硬式球を140kmでぶつけられたことある人にとって内角のボールを踏み込んでいけるバッターのことを「すごい」と思えるのだが、その経験のない人に限って「たいしたことない」と言う。
というもの。この意見で私のモヤモヤが解消されたように思う。なぜそのように人を批判したり、文句を言ったり、ネガティブなことばかり発信するのかと思っていたのだが、それは単にその人が様々な経験をしたり、色々なことにチャレンジしていないのだと分かった。
未来に向かって努力している人は、同じように努力している人を応援し、自分の力に変える。過去にすがり今に留まる人は、努力している人を批判し、足を引っ張り、自分を慰める。
yahoo!コメントやツイッターなどで批判的な声が世の中には溢れている。物質的に恵まれて、精神的に充足していない人たちにとって、匿名で便利なインターネットは適したツールなのかもしれない。
今、世の中に必要なものは生活がさらに便利になるガジェットでも鮮度の良い情報でもなく、色々なことに挑戦して成功も失敗も経験するというごく単純なことのような気がしている。
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