なぜ、幼児期にたっぷり遊べた子は難関大学に合格しやすいのか?

 

園内には、安全で楽しい遊具もいっぱい用意したいです。遊んでいるうちに、自然に体が鍛えられ、バランス感覚や運動神経も身について、感覚統合にも役立つ、そういう遊具です。できなかったことができるようになって、達成感を味わえる遊具も大事です。もちろん、安全は最優先です。

楽しく遊んでいるうちに知的な能力も伸ばせる、そんな楽勉グッズもたくさん用意します。ひらがな積み木、ひらがなカルタ、漢字カルタ。

パズルもいいですね。平面や立体のパズル、ジグソーパズルなどもたくさん用意します。百玉そろばんや百までトレンプがあれば、遊びながら数に強くなります。モンテッソーリのような教具もそろえたいですね。レゴブロック、粘土、お絵描き、人形遊び、ボール遊びもたっぷりできるようにします。

絵本、図鑑、紙芝居もたくさん用意します。先生による読み聞かせもいっぱいおこないます。

やるかやらないかは子どもに任せます。もちろん、「これも面白いよ」という紹介や推薦はします。でも、強制はしません。

自分がやりたいことを自分で決めてやれるようにします。これが本当に大事だということが、最近の児童心理学や教育心理学などの研究でわかってきたからです。

わかりやすくまとめると次のようなことです。

幼児期に自分がやりたい遊びをたっぷりやれている子は非認知能力が育ちそれが将来の学力の向上や収入アップにつながるということです。

能力を2種類に分けたとき、認知能力と非認知能力にわけることができます。

認知能力とは、算数の問題が解けるとか漢字が書けるなどのように点数化できる能力のことです。

これに対して、非認知能力は点数化できない能力です。例えば、自分がやりたいことを自分で見つけて目標設定する能力、それに向けて努力を続ける能力、粘り強さ、やり抜く能力、自己コントロール力、他者を思いやる能力、他者と協力する能力、感謝する能力などです。

こういった能力は、点数化できませんし、いわゆる頭の良さとはちょっと違うものです。でも、先々、勉強や仕事をしていくためにもプライベートを充実させるためにも、非常に重要なものです。

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