子育て中の親が基本として持ちたい「6つの力」と「4つの心構え」

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「親らしい態度ができず、親としての自分の成長に自信を持てずにいる」。そんな悩みに、まずは自分を追い詰めないこととアドバイスするのは、メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』の著者で家庭教育のプロの柳川由紀さんです。そして、親として最低限身につけたい力と心構えを覚えやすく「きまつてすと」と「LOVE」の頭文字で教えてくれます。

親力は「きまつてすと」と「LOVE」

Q. 親になって4年半。自分も日々成長していると思いたいのですが、イライラしてすぐに子どもを叱っては寝る前に後悔する、と言う日々です。理想の親像は、子どもにもっと大らかに接し、優しく笑顔あふれるお母さん、なのですが、現実は真逆で、自分の「親としての態度」がなかなかできません。(年中男児、2歳女児のママより)

柳川さんからの回答

親になってもうすぐ5年を迎えますね?おめでとうございます。イライラして子どもを叱り寝る前に後悔するというのは、親ならきっと誰もが同じ思いをしていると思います。あまりご自分を追い詰めないように気を楽にしてください。「親としての態度、心構え」についてお伝えします。

1.イライラの原因は子どもではない

イライラする原因は子ども以外にあります。例えば、「部屋が散らかっているから」「出かける支度が時間に間に合わないから」など、子ども自体にあるわけではないのです。部屋の片付けを後回しにしたからだったり、出かける時間に間に合うようもっと余裕を持つことを怠った準備不足だったりすることが理由です。まずは、それを念頭に置いて子どもと接しましょう。

詳細はこちら:「原因は子供じゃない。ママの育児イライラが解消する3つのステップ – まぐまぐニュース!」

2.きまつてすと

親が持っていた方が良い最低限の「親力」として私がお勧めするのは「きまつてすと」です。

き:聴く力
ま:待つ力
つ:伝える力
て:丁寧に対応する力
す:すぐに行動する力
と:とことん向き合う力

他にも、共感力、承認力、サポート力などがありますが、まずはこの6つは基本として持ちたい力です。「そんなのわかってる」「持ってるわよ」と仰ると思いますが、その力を最大限に発揮するコツをご存知でしょうか?知っていると子どもとのコミュニケーションがとてもスムーズにできます。コツについては又の機会にお伝えします。

3.LOVE

そして、親の心構えとして大切なのが「LOVE」。もちろん「愛情」「愛する」という文字通りの言葉ですが、ひとつひとつに、親の心構えとしての大切な意味があります。これは、アメリカの心理学者で、人間行動学のデニスウェイトリー博士が仰った言葉です。

L:Listen  相手の話に耳を傾け心の声を聴くこと。
O:Overlook 大目に見ること。寛大であること。
V:Voice   声をかけること。話しかけること。
E:Effort 諦めずに努力すること。
心構えとして頭の隅に入れておきましょう。

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