大坂なおみも着用。アディダスやナイキが先頭を走るSDGsの問題

 

環境問題への取り組み

また、ナイキ社も同じような考えで、素材を開発してリサイクル商品を作っています。例えば、商品の製造過程でできた廃材や使用済み商品を新しい素材として再利用しているのです。

このように、環境問題に熱心に取り組んでいるメーカーさんがあります。その他のメーカーさんはどうなのでしょうか。

環境問題は、製品開発だけではありません。社会に対する姿勢や考え方をしっかりと持つことです。そうしたことに興味のないメーカーさんは、きっと置いてきぼりになってしまいます。そして、東京五輪は、そのことをアピールするいい機会です。世界をリードするような製品や哲学を見せつけて欲しいと思います。

それはともかく、スポーツショップのことです。このSDGsや環境の問題は、お店に関係のないことではありません。なぜなら、世の中は、そちらの方向に動いているからです。少なくとも「SDGsとは何かということだけでも学んでおくことが必要だと思っています。そして、いずれその時が来たら、環境のことを考えたスポーツ用品を集めて販売をするのです。お客様に分かるように、しっかりと説明をして訴えます。

SDGsは、商品だけではありません。目に見えない活動も伴っています。やがて、SDGsが一般的に知られる時がくるでしょう。それまでに、お店では活動を積み重ねていくのです。そして、そのことが地球や社会を良くすることにつながります。

これを無駄だと思うかどうかが分かれ目です。日本にはゴミを片付ける文化があるのですからお客様はきっと分かってくれます。いかに世の中の役に立つ活動をしているかを。

いずれにしても、早く気付いた人たちが、業界をリードしていくことでしょう。ぜひあなたも、その一人になってください。

■今日のツボ■

  • 世界は環境問題の解決に真剣に動いている
  • アディダス社やナイキ社は、環境問題活動の先頭にいる
  • スポーツショップも、今から環境問題を考えておくのが良い

image by: 2p2play / Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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