セブンイレブンの日に本社前で元オーナー皮肉な「AM11-PM7」演説

2019.07.11
by gyouza(まぐまぐ編集部)
Photo by: MAG2NEWSPhoto by: MAG2NEWS
 

7月11日はセブン-イレブンの日、という訳で11日、東京・四谷のセブン-イレブン本社前で、セブンの元オーナーが声を挙げた。本社のはす向かいにある公園の前でマイクを握っていたのは、今度の参院選で「れいわ新選組」から比例代表で立候補した、三井義文さん(62)。

Photo by: MAG2NEWS はす向かいにそびえる、セブン&アイグループ本社ビル

Photo by: MAG2NEWS はす向かいにそびえる、セブン&アイグループ本社ビル

元セブンのオーナーという肩書きで、セブン&アイグループの本社前に立って演説するというアイデアもさることながら、その演説時間が朝11時から夜19時までという「イレブン-セブン」なのは皮肉が効いている。

元セブンオーナーだけに、労働問題から現政権の政策への批判まで、訴える内容も多岐にわたった。支援者らをはじめ、道行くサラリーマンや主婦らに現在の諸問題を滑らかな口調で訴えている。

元セブンオーナーの三井氏

Photo by: MAG2NEWS 元セブンオーナーの三井義文氏

途中、応援に駆けつけたのが、同じく「れいわ」で比例代表として立候補している、拉致被害者家族連絡会の元副代表だった蓮池透さん(64)だ。

三井さんの紹介を受けて演台に立った蓮池さんは、現政権の原発問題から拉致問題について不満と怒りをぶつけた。元東電社員という経歴を持つ蓮池さんの口から発せられる原発政策への批判には、聴衆から大きな拍手も寄せられた。

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Photo by: MAG2NEWS 応援演説をする蓮池透氏

その他、拉致問題の解決がなかなか見えないことについても批判を展開。演説後は、集まった支援者らとの記念撮影に追われた。

セブン&アイグループ本社

Photo by: MAG2NEWS 「セブンイレブンの日」当日の本社前は人の出入りも激しい

セブン本社前には、同日昼ごろ、コンビニオーナーらによる団体「コンビニ関連ユニオン」の抗議活動もおこなわれ、社会問題となっている「24時間営業の見直し」やオーナーらと本社との団体交渉の場を持つことなどを要求していた。

また同日、沖縄県内ではセブン第1号店が開店した。このニュースはマスコミ各社が写真入りで大きく掲載し話題となっている。

マスコミの主要ニュースではこの明るい話題ばかりが大きく取り上げられているが、「セブンペイ」問題やフランチャイズオーナーとの契約問題などを抱えているセブン。最大手コンビニとしての「セブン-イレブン」は「いい気分」と言えない状況がしばらく続きそうだ。

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文・撮影: MAG2NEWS

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