(2)英単語には「考える」がいっぱい
アメリカ人には日本人よりも「考える」ことを重視してる人が結構多い。 そうそう、英語には「考える」を意味する単語がいっぱいある。あまりにその数が多すぎてビックリだ。日本語に「雨」に関連する単語が多いように、日本人の感覚では理解できないほど英語には「考える」に関連する単語がいっぱいある。 それだけ、アメリカ人にとって、「考える」ことが身近という意味だろう。まさに、文化の違いを知る好例。ちょっとビックリするほど多いけれど、せっかくの機会なので、以下、「考える」を意味する英単語をざっとご紹介してみたい。
■「考える」や「思う」の基本単語
- think:考える、思う、みなす、誰でも知ってる基本単語。日本のクイズ番組などで「シンキングタイム」ということも
- consider:よく考える(≒regard)considerは十分な考慮と経験の結果の判断を示す、regardは外見上または視覚による判断を表わす
- assume:事実や当然のことと考える、思いこむ、決めつける
- presume:推定する、思う、でしゃばる、つけこむ
- expect:これから起こると考える、予期する、確信と理由がある時に用いる和訳では、良いことの場合には「期待する」、悪い場合は「予想する」などと使い分ける
- suspect:感づく、思う、疑う(≒doubt)、doubtは確信またははっきりした証拠がないために「…ではない」という疑いを抱くsuspectは疑いを抱かせるような点があるために「…であるらしい」という疑いをもつ
- guess:(当て推量で)考える、思う
- imagine:思う、想像する
- suppose:推測して思う、imagineはある状況や考えを心に思い浮かべる、supposeは推測して思う、guessはsupposeとだいたい同じ意味だがより口語的な語
- feel:〔+as if〕感じる、考える、思う。もともと五感の触れるの意から
- see:わかる、理解する、気づく。もともと五感の見るの意から
- sense:感づく、気づく。もともと五感で感づくの意から
- visualize:心に描く、思い浮かべる
- conceive:想像する、考える、思う
- deem:思う、古期英語で「判断する」の意
- estimate:価値数量などを個人的判断で見積もる、熟慮した結果でも思いつきの場合も含まれる
- reckon:計算する、思う、推測する