魚を与えるか、獲り方を教えるか。自分で考え動ける部下の育て方

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仕事をしていく中で何らかのリーダーになると、自分でも仕事を回しながら同時にメンバーへの指導もすることになり、どこまでをメンバーに任せどこからフォローに回るのかなど、戸惑うことも多いと思われます。今回の無料メルマガ『起業教育のススメ~子供たちに起業スピリッツを!』では著者の石丸智信さんが、自立・自律心のある人材を育成するために、リーダーが肝に銘じておくべき大切な考え方を紹介しています。

リーダーは、お米、お魚を与えるだけでいいのだろうか

以前、聴講した職場のリーダーが集った研修の中で、「リーダーは自ら考え、動くだけではなく、メンバーも自ら考え、動くことができるように、リーダーは促していかなければいけない」という趣旨の講義がありました。

その講義の中で、リーダーは、「お米を与えるだけではなく田植えの方法を教えることが大切」というお話しもありました。まさに、メンバーが永続的に成長していけるように、リーダーは促し、サポートしていくことが重要ということが言えるのではないでしょうか。

お米と田植えの関係と同じような例え話に、このようなものがあります。

お腹を空かした人に、1匹の魚を与えたらその人に1食分の食料を与えたことになる魚の捕り方を教えたらその人に生涯食料を与えたことになる

お米・魚を与えることによって、お腹を空かして倒れそうになっている人を救うことができます。その場の空腹を満たすことは、あくまでも、緊急避難的であり永続的に空腹を満たすことは難しいでしょう。そして、お米・魚を与えたことで、与えられた側が、与えてもらうことに慣れてしまって、依存するようになってしまう可能性もあります。

田植えの方法、魚の捕り方・釣り方などを教えて、あとは見守ることによって、その人は状況に応じて、教えてもらった田植えの方法、魚の捕り方、釣り方を自分なりに工夫、応用して、お米をつくり、魚を捕るようになります。そこではじめて、その人自身が持っている力が発揮されて、自立自律心も芽生えるのではないでしょうか。

リーダー(教える側)は、メンバー(教えられる側)に答えや知識などを直接伝える(お米・魚を与える)ことも必要ですね。それに加えてその学び方やり方(田植えの方法、魚の捕り方・釣り方)などを教えることが大切になってくるように思います。

ある問題に対して、リーダーが、そのままその答えや知識などを教えたり、リーダー自らが動いて解決してしまうことは簡単なことかもしれません。そして、教えられる側も、その問題の答えや知識などを教えてもらった方が、その時は有難いし、嬉しく感じますね。

しかし、また違う問題が出てきた時には、メンバーは、その答えを導く術を知らないので、自らで解決することは難しくなります。メンバーに対して、その問題自体の答えを教えることに加えて、問題解決の方法やプロセスを教えることにより、違った問題が出てきても、メンバーは自らの力で解決することができるようになるのではないでしょうか。

リーダー(教える側)が、メンバー(教えてもらう側)のためにできる最も価値のあることは、答えそのものを与えるのではなく、その答えへと導く方法などを伝える、教えることなのかもしれませんね。こういったことをリーダーが、伝え、教えることによって、メンバーは、自分自身で成長することができ、将来どんな問題にもひるむことなく対応できる人財となるのではないでしょうか。

あくまでも、知識などをインプットするということは、自分自身が、持っている力を発揮するためのきっかけをつくる素のようなものだと思います。これからは、自分自身で学び考え行動し成長していけるような自立自律心のある人財へと育成していくことが、ますます重要になってくるのではないでしょうか。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 いしまるとものぶ 【発行周期】 週刊

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