ボロ儲けのいちご狩りシステムから学ぶ「直販ビジネス」の儲け方

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冬から春にかけてのレジャーの定番といえば「いちご狩り」。そうそう高くない金額で食べ放題というケースが多く、他人事ながらもいちご農家サイドの儲けが気になってしまうところですが、「農家が損をすることはない」とするのは、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさん。佐藤さんは今回、自身の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』に、その理由を記しています。

「いちご狩り」に学ぶ、直販ビジネスの儲け方

いちご狩りのシーズンには、各地のハウスで、練乳片手に、つやつやと輝くいちごを頬張る姿が見られます。摘んだいちごをその場で食べる美味しさは格別で、非常に楽しい経験となります。

食べ放題で1,500円程度ですが、この金額を高いと思う人は少ないのではないでしょうか。市販のいちごを仮に1パック500円とすれば、3パック分の金額となります。つまり、3パック分食べれば、元は取れるとお客さまは感じます。しかし、実際はそこまで食べることはできません。たくさん食べたつもりでも、その量はたかが知れています

もし、3パック以上食べたとしても、農家が損をすることはありません。生産者である農家がいちごを育て、色つや・大きさで選別し、パックに詰めて、農協に出荷します。そこから卸売り市場へ行き、競りを経て、小売店に並びます。農家は、育てるだけではなく、パック詰めをする手間が掛かります。

さらに、農協や卸しの儲け、小売店の儲けを上乗せした金額が、1パック500円です。品種や収穫時期にもよりますが、農家の儲けは200円程度ではないでしょうか。これを「いちご狩り」として、お客さまに直販すれば、育てる経費と練乳代、店番である自身の経費のみとなり、儲けは2倍3倍となります。

農産物に限らず、海産物、畜産物も、その販売価格には、中間業者の儲けが入ってきます。この存在がある限り、ものの価格を引き下げるには限度があり、生産者の儲けを増やすことも困難です。

いま、こうした中間業者を通さずに、生産者から直接仕入れるスーパー・小売店などが増え始めています。

従来、中間業者はスーパー・小売店が日本全国から商品を集めることが難しかったことに眼をつけ、それを代行するカタチで発展してきました。しかし、ネットの普及・輸送網の発達などにより、情報収集も仕入れも容易になってきました。直でより良い商品を仕入れることができるようになったので、中間業者を必要としなくなったのです。

いまや、個人の居酒屋さんでも、漁師から直で魚を仕入れているくらいです。その方が新鮮な魚を安く仕入れることができ、お客さまにも安く提供できます。お客さまもそこに付加価値を見出し、お店のファンとなっていくのです。反感を覚悟で言えば、中間業者は不要なのです。

中間業者を介すメリットは、生産さえしていれば、後は何もしなくて済むということです。楽ができるということ。その楽と引き換えに、儲けが少なくなるだけのことです。

どちらを選ぶかは生産者の自由ですが、今後自由貿易が加速すれば、業者任せの事業は、立ち行かなくなることはわかり切っています。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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