上司からの指示が理解できなかった際、どのように対応するか。なぜ理解できないということが起こるのか、退職の前に読むサイト編集部が社会人175名を対象に「上司からの指示が理解できなかったときにどうしますか?」とアンケート調査を行なったところ、「わからないまま放置する」と答えた人が19%にも及ぶことがわかりました。
上司からの指示が理解できなかったときどうする?
社会人を対象に、「上司からの指示が理解できなかったときどうしますか?」と質問したところ、なんと175名のなかの19%もの人が「わからないまま放置する」と回答しました。
「すぐに聞き直す」と回答したのは全体の42%
「すぐに聞き直す」と回答したのは、全体の42%の人。
指示を理解しないまま仕事を進めるとミスの原因となりかねません。指示を出す上司や先輩も、理解できないまま仕事を進めるのではなく、その場で解決してほしいはずのため、「理解できなかったことはすぐに聞く」という方が多いようです。
時間が経ってから聞き直すと回答したのは23%
次いで多かったのが「時間が経ってから聞き直す」という回答。
理解できないままに考えていても仕事は進みません。そのため、すぐには聞かずとも、1度持ち帰り考えた上で聞き直す方も多いようです。
自ら調べることでより理解を深められるため、考えている時間を「無駄」と思わずに時間が経ってから聞き直すのもひとつの手かもしれません。
他の人に確認すると回答したのは16%
「他の人に確認する」と回答したのは全体の16%。
指示を出した側が忙しそうでなかなか聞き出せない状態であれば、先輩など他の人に聞いてみるのも良いでしょう。しかし、聞いた相手も指示を正しく理解できているとは限りません。極力は本人に聞いた方が良さそうです。
わからないまま放置すると回答したのは19%
そして、指示をわからないまま放置すると回答したのは、なんと全体の19%にも及ぶことがわかりました。
理解できないまま放置していると、指示を出した側も理解できていないと気づくことすらできません。
指示を理解しないまま放置すると、間違って仕事を進めたり、取り組むべき仕事がわからなかったり…と無駄な時間をとることになります。その結果、ミスに気づくのが遅れて周囲に迷惑をかけてしまったり、締め切りまでに仕事が終わらないという最悪のケースになることも。
問題はそれだけでなく、「わからない」というストレスが溜まる恐れもあります。社会人として責任を持って働くという意味でも、自分のストレスケアという意味でも、理解できないことは放置せずその都度確認しましょう。
なぜ理解できない?
では、なぜ上司の指示を理解できないのでしょうか。これは一概にはいえませんが、知識不足、経験不足、指示を聞く気がないなどが挙げられると思います。
これらを改善するためには、理解するまで聞くことはもちろん、仕事に対する勉強を怠らないなどあらかじめ仕事の準備をしておく必要があるでしょう。
指示を理解できないというのは、仕事に対する意識を少し変えるだけで基本的にクリアできる問題。周りに相談しながら、少しずつ努力を重ねることで、理解できない指示も少なくなるのではないでしょうか。
source: PR Times
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