日中が「反日」から一転「親日」ムードに。追い詰められた韓国

2019.12.24
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by 編集部サトシュウ
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24日午前に行われた予定の日中韓3カ国首脳会談。北朝鮮問題への対処や経済連携などを話し合ったとみられ、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とも1年3カ月ぶりに会談することで注目が集まってました。それに先立ち、安倍晋三首相は23日夜(日本時間24日未明)、中国・北京で習近平国家主席との会談と夕食会を終え、政府専用機で四川省成都に入りました。会談は終始和やかに行われ、日中両国の間では友好ムードが漂っていると言いますが…少し気になることがありました。

あの「反日の街」が一転して「親日の街」に

今回の日中韓サミットが行われるこの成都という場所、かつては大規模なデモが発生した「反日の街」だったとテレビ東京のWBSが伝えています。反日デモのきっかけは尖閣諸島の領有問題。学生ら3000人以上が参加し、デモの呼び掛けに呼応した道路脇などの歩行者らを含めると、一時的に1万人近くに膨らんだ大規模デモだったと当時の日本経済新聞が報じています。デモはイトーヨーカ堂や伊勢丹が立ち並ぶ中心市街地の春熙路で発生し、「日本を倒せ、日本は釣魚島から出ていけ」や「日本製品を買うな」などと書かれた横断幕や中国国旗を掲げて行進。国歌を歌いながら大通りを進んでいきました。イトーヨーカ堂や伊勢丹は営業停止を余儀なくされました。

そんな反日感情が高かった街・成都が一転。今や親日の街と化し、日中韓サミットを前に歓迎ムードだといいます。WBSでは「日本大好き」「日本の文化に興味がある」などとインタビューに答える街の人たちを紹介していました。

親日派が増加した背景には、日本の映画やアニメを見て育ってきた世代が増えてきたことにあります。特に日本への旅行したことがある人は、日本社会や文化、生活様式にじかに触れ、中国国内で持っていた日本イメージを大きく変えたという中国人が多いといいます。

抗日ドラマに見られるように、反日は依然として中国共産党の愛国イデオロギーの柱になっているものの、かつて頻発していたような大規模な反日デモは2012年9月以降、中国では発生していません。日本、そして日本人に対する考え方や思いが、少しずつ変わってきているといえるでしょう。「反日の街」だった成都が、数年を経て「親日の街」に変化したのはその象徴的な出来事かもしれません。

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