10.一部には、河野外相を中心とした日本外交による「米国とイランの仲介」が失敗したという批判もあるようですが、さすがにそれは酷だと思います。河野外相はやれることはやって、その結果として、日本とイランの信頼関係を確認しつつ、国際社会にはアピールもできたのですから、別にこの結果が失点にはならないと思います。ただ、仮に原油の価格なり供給に問題が出てくるようであれば、日本の化石燃料への過度の依存は見直さないといけません。
いずれにしても、これでイランとアメリカが戦闘状態に陥るとか、イランが米国本土でテロ攻撃を行うというようなことになる可能性は低いと思います。舌戦はあくまで舌戦として受け止めるべきで、その点からすると年明けの東京市場の下げは、必要以上ではないかとも思います。
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