もう一つの必需品はリストラップです。これは手首を保護するもので、ベンチプレスを始めとするプレス系の種目には威力を発揮してくれます。重い重量を扱う場合、手首などの弱い部位への負担が怪我のリスクとなります。そこをしっかりと固定してやれるので、安心してバーを握り扱えるようになります。
優先順位的にはベルトやパワーグリップに劣りますが、比較的リーズナブルな値段で手に入りますし、活用する価値は高いアイテムです。
ベルトと同様、毎回しっかりと手首を固めて、セットが終わったら緩めてやるのがいいでしょう。マジックテープで固定されるので、消耗度が高く買い替えを余儀なくされるのが難点と言えるかもしれません。
以上がトレーニングの際の三種の神器だと思いますが、私の場合は膝が痛いためにニーラップという膝に巻くテープも利用しています。(リストラップが手首の保護で、ニーラップは膝の保護です)これに関しては、余程の高重量を扱うのでなければ、膝が痛くない人は使う必要はないと思っています。
筋肥大はトレーニング2割、栄養8割
トレーニングギア以外では、やはりなんといってもプロテインでしょう。筋肥大への影響力は、トレーニング2割で栄養8割などとも言われています。ただし、8割を手に入れるためには前提としてトレーニングの2割が必要となるのです。
特に、トレーニング直後の筋タンパク質の合成がどんどんと活性化していく時間帯に、血中のアミノ酸濃度をしっかりと上げていく事は筋肥大にとってとても重要です。その条件にドンピシャリ当てはまるのが、トレーニング直後のホエイプロテイン摂取です。ジムでのトレーニングの後にはホエイプロテインを飲むようにしてみてください。
最後に少々マニアックになりますが、脚のトレーニングの際には靴底が平らなシューズを選ぶといいです。ランニングなどに適している、ソールの厚いシューズは走ったり歩いたりするのには快適ですが、スクワットやレッグプレスをする時には負荷の伝わり方が不安定になります。
昔から定番となっているのがレスリングシューズで、最近はビブラムの5フィンガーズなど脚トレを意識したシューズも販売しています。一般のシューズの中では、コンバースのバスケットシューズがソールがフラットで使いやすいかもしれません。脚トレの日は靴にもこだわりを持つとテンションもあがります。
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