チャイナマネーの代償。イタリアで新型コロナが感染爆発した理由

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現在、欧米各国でも猛威を振るい続ける新型コロナウイルス。特にイタリアでは死者が8,000人を越えるに至っていますが、何がこのような惨状を招いたのでしょうか。考えうる原因のひとつとして中国が推し進める「一帯一路」を挙げるのは、台湾出身の評論家・黄文雄さん。黄さんは今回、自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』に、「一帯一路」の覚書が調印された後にイタリアで感染が拡大した事実を記しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2020年3月26日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【ヨーロッパ】欧州の新型コロナ感染爆発は中国共産党員が一因か?

米国の感染者、中国を超え世界最多に 新型コロナ

3月27日、新型コロナウイルスの世界の感染者数が累計50万人を突破しました。感染者数が最多の国はアメリカで8万5,000人超となり、中国やイタリアを追い越し、世界で最も多くなりました。

また、死者数はイタリアが8,100人超で世界で最も多く、次いでスペインの4,000人超、中国は3,100人超で3位となっています。

イタリアの死者8,000人超える、火葬追い付かず 新型コロナ

ヨーロッパの死者は1万4,000人を超え、世界の死者数約2万人の半数以上がヨーロッパという状態になっています。

このような状況下、中国外務省幹部が「新型コロナウイルスは中国由来ではないかもしれない」「アメリカ軍が中国に持ち込んだ」などと発言するようになっており、責任転嫁に躍起になっています。

中国が「犯人は米国」、勃発した新型コロナ情報戦

それどころか、中国は新型コロナウイルスに「勝った」と宣言、「世界は中国に感謝せよ」とまで言い出していることは、以前のメルマガ(「コロナで習近平を救世主にしたい中国が狙う、今上天皇の政治利用」)でも述べました。

「世界は中国に感謝を」 中国が新型コロナ感染防止の“救世主”に?の皮肉

ところで、なぜこれほどまでヨーロッパで新型コロナウイルスが広がってしまったのでしょうか。EUではシェンゲン協定によって人やモノ、資金の移動の自由を保障しているため、感染者の往来が頻繁に行われてきたということもあるでしょう。

そして、イタリアで感染爆発が起こっている理由としては、2019年3月に、G7(主要7カ国)ではじめて「一帯一路」に参加し、中国との関係を強めてきたことを指摘する専門家も少なくありません。

中国はイタリアの服飾産業に投資し、経営参加を進めてきましたし、サッカーの有名クラブであるインテル・ミラノのオーナー企業は中国の蘇寧グループです。またACミランもかつては中国人実業家のリー・ヨンホンがオーナーを務めるなど、中国は積極的にイタリアへ投資や進出してきました。

産経新聞の古森義久氏によれば、ワシントンのウッドローウィルソン国際学術センターのマーシー・クオ研究員が「コロナウイルスがイタリアを襲う・中国との絆の実験」という論文、ベルギー・ブリュッセルの研究機関「ロシア欧州アジア研究センター」のテレサ・ファロン所長が「中国、イタリア、そしてコロナウイルス・地政学とプロパガンダ」という論文で、こうした中国との密接関係が、新型コロナウイルス感染の温床になったと指摘しているそうです。

新型コロナ、イタリアの悲劇は中国依存のツケか

台湾の自由時報は、イタリアで最初に感染者として確認されたのは、中国共産党員で武漢華中師範大学の前文学院院長の胡亜敏氏とその夫であり、しかもこの2人の感染は、ヨーロッパにおいて感染確認された最初の2例のうちのひとつだと報じています。

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シルクロードを通じて中国大陸を訪れたイタリア人旅行家といえば、マルコポーロが有名ですが、習近平もイタリアとの「一帯一路」におけるインフラ投資に関する覚書調印に際して、マルコポーロの名を出して、中国とイタリアの絆を強調しました。

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