木村花さんを中傷した人を中傷する人も出たネット社会の地獄絵図

 

どこまでが誹謗中傷でどこからが正当な批判なのか?

やはり、難しいのは「どこまでが誹謗中傷でどこからが正当な批判なのか?」である。線引きは難しい。もっと言うと不可能に近い。今回の騒動を受けて「政治家への誹謗中傷(厳しい批判や批評)はある程度は認められるべき」であったり、「顔を出して実名での誹謗中傷(厳しい批判や批評)はある程度は認められるべき」と主張する人も出てきたがそれぞれがマイ・ルールを設定して「自分はOK」、「自分には関係ない」、「これまでの自分の発言や書き込みはOK」などと主張し始めているのは滑稽に感じる。

セクハラ問題やパワハラ問題と同じで言われた側が誹謗中傷と感じたら誹謗中傷とせざる得ないのでは?」と思うが個人的な話をすると何かあるいは誰かに対して「これは誹謗中傷なのでは?」と言われても仕方がないような記事やコメントやツイートを全くしていないか?というと「NO」である。誹謗中傷をするつもりはなかったが傍から見ると一定以上の割合の人が「これは誹謗中傷なのでは?」と感じる記事やコメントやツイートはたくさんあると思う。「自分は過去に全く誹謗中傷をしていない」と言い切れる方が不自然である。

もちろん、言い過ぎないように常に気を付けているつもりではあるが完璧に対応するのは難しい。ただ、今後は「正当な批判」に対しても「これは誹謗中傷だ!」、「誹謗中傷は良くない」と返す人が多くなるはず。すでに何人かの芸能人は自分への誹謗中傷に対してはそれ相応の対応を取ること」を表明しているが「それは本当に誹謗中傷なのか?」と思うケースもいくつかある。「調子に乗ってやりすぎてしまう人が出てきて問題が発生した結果、法律などで強く規制されてしまう」というのは世の常であるがスマホの普及によってネット上のリテラシーが一気に低下したのは間違いない。

image by: 木村花Twitter

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