「生徒は喜んでいた」体罰教師のふざけた言い訳、悪いのは子供なのか?

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新型コロナウイルスによる休校が2ヶ月程度続いた結果、今年度のいじめ件数は少なくなっているそうです。しかし、毎年自殺をする子が出る夏休み明けに向け、油断することなく大人が子どもを守り抜くべきであると、無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』の著者でネットワーク代表の井澤一明さんは話しています。

例年とは違う夏休み

めちゃくちゃ暑いですね。

大変な傷跡を残した梅雨が開けたと思うまもなく、猛暑が襲来しています。香港では言論の自由が封殺されるなど、世界も中国を震源として、大きく揺すぶられているように見えます。

学校においても、新型コロナウィルスによるクラスターが発生するなど先生方としては、夏休みであっても油断できない日が続き、大変な心労の中にあるかと思います。

家族で田舎に帰省しても「とっと帰れ」などと非難されたり、咳の一つで、嫌味をいわれたりなど、社会全体が恐怖心にとらわれ、ぎくしゃくしているようにも見えます。

夏休み明けにこそ心配りを

子供たちがのびのびと学び、生活できるように、より理性的で冷静に見守っていただきたいものです。夏休みも間もなく終わり、来週から2学期が始まる学校もあります。

実質的に4月の入学式シーズンが6月にずれ込んだ結果、いじめは少なくなっています。UTYテレビ山梨では、「4月から6月末までに山梨県の公立高校などで確認されたいじめは30件で昨年度の同じ時期から7割以上減りました」と報道しています。その理由を山梨県教委は、

1.長期の休校で子供同士の人間関係がまだできていない
2.児童・生徒も学校に言いにくかったので学校が把握できていない

の2点をあげています。私たちから、もう1点加えるとすれば、新型コロナウィルスによる社会的な恐怖心が蔓延することにより、「生命の危機」を知らず識らずに実感し、子供たちも「助け合うこと」、「寄り添うこと」で安心感を得ようとしているように思えます。

力も弱く、精神的にもまだまだ幼い子供たち、その子らを、守り抜くことこそ大人の責任だと思います。

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