7)初対面の相手の基本情報を調べる
次に、具体的に人と会う時のことについてお話しします。相手と会う約束をする場合、どんなところで会いますか?完全なるビジネスの相手であれば、どちらかの会社に訪問することになるでしょう。そうではない、フランクな相手、または初対面なので気を使うものの仲良くなりたい人とは、どんなところで会う約束をしたらいいのでしょうか。
お店を決める前に、まずやるべきことは、相手がお酒を飲むか飲まないか、たばこを吸うか吸わないか、高級レストランがいいのか居酒屋がいいのかといった基本情報を知ること。直接連絡が取れる人であれば、連絡して聞いておくのがいいでしょう。
相手がSNSなどをやっている場合は、事前にチェックして、相手がどんなことに興味をもっているのかなどをリサーチしておくといいでしょう。初対面でも相手についてある程度情報を知っていくと、会話が弾み、相手から見た自分の印象度が1つレベルアップします。
8)初対面の相手とは1時間で切り上げる
ちなみにお店の選び方ですが、初回から格式あるレストランなどの静かすぎるお店は避けたほうがいいでしょう。というのも、まわりが静かすぎて会話がしにくかったり、逆に会話が弾まなくて無言の時間が続いてしまうと気まずくなってしまいうことがあります。
初対面の相手とは、少しにぎやかなお店にするといいでしょうね。時間も、相手が女性であれば、最初から1時間と時間を決めて、自分もそのあと予定を入れてしまう。この場合は、お酒を飲むよりも、軽くお茶をする程度。そのほうが金額的にも、心理的にも負担が少なくなり、誘われた相手は「この人と会ってもいいかな」とOKしやすくなるのです。
初対面にもかかわらず話が盛り上がって2、3時間たってしまう時もあるでしょうが、初回はできるだけ1時間で切り上げましょう。そのほうが相手に「もう少し話したいな」と思ってもらいやすくなります。また、相手から好意を持たれやすいのは、1回の時間を長くとるよりも、短くても何回も会うことです。「単純接触効果」といいますが、これをすることで、相手により親近感を持ってもらい、向こうから誘ってもらえる可能性も高くなります。
今回は、「コロナ禍でも会いたいと思える人になる」ということをテーマにお話しました。今、リアルな場での出会いがかなり減っています。だからこそ人との出会いを求めている人もたくさんいます。せっかくの出会いの場を次につなげられるように、今日お伝えしたことをもう一度読み直して、挑戦してみてください。
ただし、広くいろんな人と付き合っているとお金と時間がなくなります。「人脈を築く」という名のもとに、ただの浪費になってしまう可能性もあります。誰と会うかは、しっかりと考えておく必要があります。
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