五輪コーチも高評価。カナヅチでも泳げる練習用水着「ゼロポジ」の実力

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本格派アスリートスイマーから体力維持のため水泳を嗜むお年寄りまで、幅広い層から支持を得ている「練習用水着」をご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』では著者でMBAホルダーの青山烈士さんが、オリンピック出場経験もある大学教授とタッグを組んで抜群の練習効果を誇る水着「ゼロポジ」を開発した、山本化学工業の戦略と戦術を分析・解説しています。

練習は本番で成果を出すためにある

今号は、水中姿勢を矯正できる水着を分析します。

● 株式会社山本化学工業が製造・販売提供している練習用水着「ゼロポジ

水泳フォームを改善したい方をターゲットに「理論やノウハウ」に裏付けられた「泳ぎが苦手な人でも泳げるようになる」「本番で成果が出やすくなる」等の強みで差別化しています。

その道のプロの声を掲載したユーザーズボイスで納得感を高めつつ、ユーザーのレベルに合わせた品揃えにすることで、幅広いニーズに応えることができています。

■分析のポイント

練習用水着には通常、耐久性があるものが求められます。特にアスリートスイマーであれば、相当な量を泳ぎますから、当然のことと言えます。

ですが、本来、練習は本番で結果を出すために行うものです。そう考えると、練習用の水着に練習の質を上げることが求められるというのも、当然の流れかもしれませんね。

では、練習の質を上げるには、どうしたらいいのでしょうか。それはスポーツもビジネスも同じで改善のPDCAサイクルをどれだけ回せるかが重要になってきます。技術を自分のものにするには

P:技術を理解して、どう取り入れるか考えて
D:実践して
C:振り返って
A:調整する

を繰り返していくことが求められますが、当然ですが、このサイクルが1週間ごとに回るのと1日ごとに回るのでは、改善スピードに大きな差が生まれます。

そして、改善の質を上げるポイントは、あるべき姿と現状を知ることです。水泳に限らず、改善は、あるべき姿と現状とのGAPを埋めるために行っていくものです。ですから、そのGAPが明確であればあるほどやるべきことが明らかになります。

今回の取り上げた「ゼロポジ」の魅力はここにあります。

着て泳ぐことによって、理想のフォームを体感することができます。そして、脱いで泳ぐことで、いい状態と現状をのGAPを感じることができます。つまり、実践の質、振り返りの質が高まることで、調整すべきこと、改善点が明確になるというまさに、PDCA全体の質の向上が見込めるのです。「ゼロポジ」が、JOCオリンピック強化指定コーチにも高く評価されているというのも頷けますね。

練習の質を向上させ、本番での結果に結びつけるわけですから選手からしたら、喉から手が出るほどほしい価値を提供していると言えるでしょう。

今後、「ゼロポジ」がどのようなポジションを築いていくのか注目していきたいです。

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