「何をやろう?」が命取り。仕事で成功する人はまずコレを決める

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もっと仕事で成果を上げたいと思った時、そのために何か新しいことを始めようと考えるのが一般的ではないでしょうか。しかし、それ以前に「決めるべきこと」があるようです。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、「まずはやることよりもやらないことを決めるべき」として、その理由を解説しています。

売上を上げたければ

売上を上げたいと思う人がいるなら、最初にやるべきことは、「やることを決める」のではなく、「やらないことを決める」ことです。

売上だけではなく、仕事で成果を出したいと思う時全般に言える話なのですが、ほとんどの人はまず「よし、これから何をやろうか」ということを考えようとします。ですが、これでうまくいくという人は、思いのほか多くはありません。なぜなら、今すでにやるべきことで溢れかえっているからです。

今の自分の仕事、そしてプライベートでの行動を思い返してみてください。1日は24時間しかなく、これはすべての人類にとって平等に与えられています。その24時間という時間の中で、仕事をしたり、プライベートを充実させたりとしているわけですが、24時間で満ち足りているということはほとんどなく、誰もが時間に追われています。

終わらない仕事があり、友人、知人との約束があり、人によっては育児や家事がありと、やることは山積みなはずです。

そんなところへ、「よし、何かやろう」と意気込んで、勉強をしようとか、何かのトレーニングをやってみようとかしても、すでに時間に追われているのですから、結局何日かすれば、他のことに時間を圧迫されてできなくなっていきます。これでは、いくら売上を上げようと努力をしようとしても、一向に前へ進みません。

だから、まず最初にやらないことを決めてしまうのです。

例えば、今やっている仕事の中で、惰性でやっているようなことや、もはや必要性のなくなったこと、自分ではなく、他の誰かに任せてしまう方が良いようなことというのがあります。これらを見つけて、自分がやらなくて良いようにしてしまえば、その分、自分には余裕が生まれてきます。そこを、何かを学ぶ時間に充てたり、何かトレーニングをする時間に充てたりすれば良いのです。

商品知識をつけるために、1日1冊雑誌を読んでトレンドを学ぶと思っても、その時間をきちんと設けられないとしたら、まず続くことはありません。だったら最初からその分の時間をしっかり確保できる態勢を作ってから取り組めば、できるようにもなってきます。

仕事をしている時も同じで、1日のスケジュールがパンパンで全く空きがないという状態が続けば、今ある仕事を進めることはできても、何か新しいことを考えたり、取り組むということはできなくなります。これも同じ、やっぱりどこかに空きを作っていかなければ、同じことを繰り返していくだけになりかねないのです。

売上を上げるには、新たな接客法を取り入れる、これまでやっていなかったことを練習してできるようにしていくなどの方法が、どこかでどうしても必要になってきますが、それすらできる余裕がどこにもなければ、どうしようもありません。

まずは、やることを決めるよりもやらないことを決めてしまう。その順序で考えてみてはいかがでしょうか。

今日の質問です。

  • 自分の1日の中で、必要のないこと、やめても良いことはありませんか?
  • それらをやめて、次にどんなことをしますか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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