贈り物のお話でしたね。
贈り物を選ぶ時に、相手の生活や好みをリサーチしたり想像してみるのはとても大事なことです。ここでのポイントは
- 「自分の」ではなく「相手の」
だということです。人間、どうしても自分の嗜好や好みに偏っています。いや、偏っているというかそのひとなりの個性なんだから、それがフツーです。でも、贈り物を選ぶ時は
- ワキによけとく
ことです。あなたが欲しいモノ、あなたが好きなモノではなく
- 相手が欲しい(欲しそうな)モノ
を一生懸命考えることです。どうせ考えても分からないとか、悲観的なことは言わないで下さいね。相手に訊けばそりゃ一発でしょうが、相手に訊かずに贈ることのほうが多いんですから。
その上で、できれば
- 消えモノ
の方が無難だろうなと思います。消え物って、要するに
- 食べたり飲んだり
- 使ったり
して、なくなってしまうもののことです。お菓子やお酒、タオルなどがこれの典型です。
逆に、あとに残るものとは、使ってもほとんど減らないもの、もともと使うことを目的としていないものです。たとえば
- 花瓶やクッションなどインテリア小物
- 食器類
- カトラリー
- アクセサリー類
- バッグ類
などなど。商品としてはむしろこれらの方がたくさんあるかもしれませんね。なので、つい選びがちなんじゃないでしょうか
こういうものがマズいのは、
- ハズレたときイタすぎる
からです。相手のシュミじゃなかったときに、どうしようもありませんよね。誰しも好みのものがある以上、あなたの好みが相手の好みにフィットするとは限りません。万一好みじゃなかったものの場合
- うわ、どうしよう
- 飾りたくない・使いたくない
- といって、捨てるのもなあ…
となるわけです。しかも、なくなっていかないモノなので、ずーーーっとこの気持ちが続くわけです。いや、それ、ヤダよね…。
しかも、今現在、相手も生活しているわけですから、必要なものはそこそこ持っているはずです。自分で買うはずだからね。今持っているものを押しのけて使ってもらわなきゃならないんですよ。ハードル高いと思いませんか。
こういうのを贈るときには、相手の生活や好みについて、消え物よりはるかにたくさんの情報を持っている必要があるでしょうね。お家に遊びに行ったことがあって、家の様子やインテリアの感じを覚えていて、贈ろうとするものを持っているかどうか知っていて…。
ちなみに、斯く言う我が家。残るものプレゼントで一番のハズレは
- 巨大な掛け軸
でしたね。いくら田舎の家だからって、伽藍があるワケじゃないんだよ(怒)。当然ですが、一度も掛けたことはなく、捨てるに捨てられずにいます。ド真ん中大ハズレですね。いや、親戚からなんですけどね…。
プレゼントには、送る側のセンスが現れます。よいものを贈って喜ばれたいですね。
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