そんなジャンル(領域)があるのか?という人は、書店に行って雑誌のコーナーを眺めてください。あそこにある雑誌の種類が胴元になれるジャンル(領域)なんです。雑誌が出版されるということは、そういう趣味、嗜好の人たちが存在しているということで、そこにはビジネスチャンスがあるんです。
その中で胴元になるということは、ある同じ思考や行動をする人たちを束ねる、まとめる、固めるということですから、そんな同じ思考、行動をする人たちが何を欲しているのかを見極める観察力が必要です。つまり、雑誌を読んでこの雑誌の読者に何を提供すれば、自分は胴元になれるのか?を考えるのです。
クルマの雑誌を買って自分がクルマを買ったり、ファッション雑誌を買って服を買いに行ったりしているようじゃ、あなたはいつまでもプレーヤーのままなんです。この雑誌の読者に共通するニーズは何か?を考えたり、今存在している読者向けのサービスやプロダクト(それは雑誌の広告に載っているわけですね)をどう改良したら、そのコミュニティーの人たちが喜ぶのか?どこかに誰もまだ手を付けていない領域はないか?ということを考えるのです。
ビジネスをやりたいとか、独立したいと考える人は、これをトレーニングだと考えて続けたら良いと思いますよ。というか、この訓練で何もアイデアが出て来ない人は、フランチャイズビジネスくらいしかやれることはありませんから。
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