年金アドバイザーが解説、自分が65歳のとき貰える年金額は?【2021年版】

 

また、令和元年10月から消費税が10%に上がった事に伴い、年金生活者支援給付金も始まった。年金生活者支援給付金は年金収入(遺族年金や障害年金などの非課税年金は除く)+前年所得≦779,900円(毎年8月に変更する)である等のいくつかの条件がある。

もしこの女性が老齢基礎年金しかなかったなら701,901円<779,900円なので年金生活者支援給付金が支給される。

・年金生活者支援給付金→5,030円(令和2年度基準額)÷480ヶ月×431ヵ月=4,517円(年額54,240円)となる。

それはともかく、老齢基礎年金は大原則として20歳から60歳までの被保険者期間で計算するという事を押さえておきましょう。

※ 追記

60歳から65歳までの任意加入は厚生年金加入中は不可。

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年金アドバイザーhirokiこの著者の記事一覧

佐賀県出身。1979年生まれ。佐賀大学経済学部卒業。民間企業に勤務しながら、2009年社会保険労務士試験合格。
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