メルカリ、コロナ、少子化で三重苦。ベビー用品リサイクルの生き残り戦略とは

 

そんな中で漫然と中古品販売をしてもユーザーが利用する理由がなくなるので生き残れません(簡便さや価格、他の商材も含めた販売種類数などでメルカリに勝てない)。何かに特化して、特定のユーザーに対して他のサービスにない価値を出すことが事業を残す道だと思います。

例えばベビー用品全てを扱うのではなく、富裕層向けに人気のある高級ブランドだけを買い取り・販売できるお店にするとか、おもちゃの中でもレゴやプラレールに特化するとか。専門特化して買取・販売の品質を上げれば、ブランドファンの売りたい・買いたいニーズを明確に捉えられます。

もし高級ブランドを狙うことに特化するなら、実店舗も富裕層が多い地域に絞って展開し、特化していない競争力の弱い店舗は締めて統合できます。普通の中古品販売店なら先述のように利用する理由がなくなってくるので、閉めた方が良いでしょう。

生き残るためには何かに特化して特定の人が利用したい理由を作り出すことが事業継続の道だと考えます。

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