「で、それが何の役に立つの?」自己PRと商品説明の明白な共通点

 

これを接客に置き換えてみてください。

皆さんにとってPRすることになるのは、自分ではなく商品と置き換えられます。それを採用者ではなく、お客様に置き換えてPRをすることになりますよね。そうなった時に、「この商品はこれだけすごいんです!」といくらPRをしたとしても、お客様は先ほどの面接官と同じで、「で、それが何の役に立つの?」と思って終わりです。お客様にとっての利点や利益が何もわかりませんから、買う理由が無いのですね。

でもそれが、「お客様の生活にこれだけ役に立ちますよ」「お客様にとってこんなに利益が生まれますよ」ということが伝えられたとしたら。お客様とすれば、買わない理由がなくなり、買う選択をしてくれるようになります。自分がどんな風に役に立てるかを伝えるのと同じように、商品がどんな風に役に立てるかを伝えるのが、販売員の仕事なのです。

自分の能力をただ伝えるだけの、誰にとってもメリットのない自己PRのように商品説明をしてはいないでしょうか?面接に置き換えて考えてみると、商品説明を見直すことができるかもしれませんよ。

今日の質問です。

  • 自分の能力は会社や店にとってどのように役に立ちますか?
  • 同じように、商品の持つ特性がお客様にとってどのように役立つかを考えてみましょう。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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