知の難(かた)きに非(あら)ず、知に処するは則(すなわ)ち難し
中国戦国時代に生まれた「韓非」の思想書、『韓非子』にある言葉です。『韓非子』は秦の始皇帝の愛読書と言われ、「矛盾」「逆鱗」「唯々諾々」などの言葉が生まれています。意味は
「知ることはむずかしくはない。知ったあとで、対処することがむずかしいのだ」
ということです。つまり、情報収集よりも情報管理の方がむずかしいと言っています。
今は、何でもネット検索の時代です。分からないことや知らないことがあれば、すぐに調べることができます。また、四六時中ニュースが流れてきて、情報の洪水です。そんな時代だからこそ、一層情報をうまく使う必要があります。
例えば、お客様の情報も、商品の情報も、上手に管理をして活かすことです。また、読書やセミナーも、知ったことを実行に移してこそ、活かされます。「知に処する」ことが大切です。2,300年前も現代も、私たちや社会に求められることは同じだったということでしょうか。
■今日のツボ■
・優れた人物は、きざしに気づき、対策を打つ
・おごり高ぶり、でたらめをする人間は、支持を失う
・大きな志を持つ者は、小さなことや細かいことにはかかわらない
・社内の締め付けを厳しくすると、会社は成長しない
・経営は、人材を得る努力を怠ってはならない
・情報収集よりも、その後に活かすことが重要である
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