亡き夫の遺族年金は、再婚相手との婚姻届を出すまでは貰えるか?

 

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20歳になる平成6年3月から国民年金強制加入となり、国民年金保険料納付義務が始まった。

平成14年8月までの102ヶ月間は国民年金保険料を全額免除していたが、平成14年9月にサラリーマンの男性と婚姻した。そのため、平成14年9月から国民年金第3号被保険者になった。

平成21年12月31日に夫が交通事故で他界し、加害者からは損害賠償金(保険金)が支給され、年金機構からは遺族年金が請求により支給される事になった。なお、遺族年金と損害賠償金は二重保障になるので、事故日から一定の期間(最長2年。平成27年10月以降の事故は3年)は遺族年金が停止される。

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妻の国民年金第3号被保険者期間は平成14年9月から、死亡日の翌日の属する月の前月までである平成21年12月までの88ヶ月。

夫死亡時点の遺族はこの妻と、6歳の子一人。夫は厚生年金加入中に死亡してるので遺族厚生年金が支給となり、18歳年度末未満の子が居るので国民年金から遺族基礎年金も支給。

なお、死亡までの夫の過去の平均給与は40万円とし、厚年期間は15年とする。

・妻への遺族厚生年金→40万円×5.481÷1,000×300ヶ月(最低保障月数)÷4×3=493,290円

・妻への遺族基礎年金→780,900円+子の加算金224,700円=1,005,600円

平成21年12月31日受給権発生の遺族年金合計は、遺族厚生年金493,290円+遺族基礎年金780,900円+子の加算金224,700円=1,498,890円(月額124,907円)。

令和元年10月からは遺族基礎年金受給者に遺族年金生活者支援給付金年額60,360円(月額5,030円)が支給。

令和3年3月に子が高校を卒業し、令和3年4月分からの遺族基礎年金780,900円+子の加算金224,700円+支援給付金60,360円=1,065,960円が消滅する。

よって令和3年4月分からは遺族厚生年金493,290円のみですが、亡くなった夫が厚生年金加入中であり、子の遺族基礎年金が消滅した時に妻は40歳以上だったので中高齢寡婦加算585,700円(令和3年度価額)が65歳まで給付となる。

なので令和3年4月からは遺族厚生年金493,290円+中高齢寡婦加算585,700円=1,078,990円(月額89,915円)。中高齢寡婦加算は遺族基礎年金が消滅する事による急激な年金の低下を防ぐために設けられている。

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