スマホユーザーの6割が3GB以下で、そこにマッチする料金プランを提供してきたLINEMO。これで一気にユーザーがLINEMOに殺到し、通信料収入が激減するかと思いきや、ワイモバイルを見る限り、そんな心配もなさそうだ。
寺尾氏は「ワイモバイルの経験をもとにすると、最初1GBで始め、料金プランの容量を増やしてきた。ユーザーの属性は変わらないが、利用傾向が変わってきた。使用量は増えているように見えている。『たくさん使いたい』というデマンドはあるように思っている。事業として、それを引き出せるか、というところはあるが、ユーザーは望まれているように見えている。ワイモバイルでは、無制限へ移行している方がかなりいる。そういうニーズは間違いなくあるのではないか」と語る。
LINEMOの20GBプランにおいて、ユーザーは平均15GB程度、使っているという。結局、契約しているデータ容量に応じて、実際に使用してるわけで、まずは小容量で他社ユーザーを取り込み、それからユーザーをうまいこと使い放題プランに誘導できれば、キャリアとすれば御の字なのだろう。
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