ビジネス書を「読むだけ」はNG。時間管理のプロが教える価値を生む読書法

 

セミナーでは、すべてを持ち帰るな!

セミナーでも、参加するだけで満足してしまう人がいます。同じようなセミナーに参加しまくり、満足してしまう人。このような人は「セミナージプシー」と呼ばれています。ビジネス書コレクターも、セミナージプシーも、「自分は今、勉強しているんだ」と思うことで満足してしまうのです。現状の不安を払拭しているのかもしれません。

商品開発コンサルタント、ビジネス書作家、講演家、友人でもある美崎栄一郎さんのセミナーを受けたときです。

「美味しいからって、あれもこれもと食べ過ぎるとお腹を壊してしまう。お腹いっぱいになって消化不良を起こす。だったら1つだけ美味しいものを味わったほうがいい。セミナーも一緒。あれもこれも持ち返るのではなく、1つだけ持ち返って実践するほうがいい」

その話に納得した私は、主催するセミナーでは、参加者の皆さまに、冒頭で、こんなことを言っています。

「今日のセミナーで聞いたことのすべてを持ち帰る必要はありません。必要なコンテンツや、できそうなコンテンツだけを持ち帰ってください」「今日の話が素晴らしいと考えていただくのは嬉しいのですが、何でも取り入れよう、何でもやらなければいけないと思ってすべてメモしても、実践しなければ意味がありません」

「100個のコンテンツに感銘を受けメモしても、書きっぱなしでは意味がありません。それより、1つでも良いので頭に入れ、明日から実践して習慣化してください」

「良い話だな~、これも持ち帰ろう!あれも持ち帰ろう!」、そう思ってもらえるのは、講師としては本当に嬉しいのですが、お勧めできません。それよりも自分や自分の会社に合っていること、明日から役立ちそうなことのみを見つけてください。

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