価値を生む読書法とは、インプットしたものをアウトプットすること
「毎月、本を30冊読んでいる」、「年間100冊読んでいる」という人がいます。たしかに、量を読むことで質へと転化することもあるので、それ自体を否定はしません。そもそもアウトプットするためには、インプットは不可欠。ただ、費用対効果の観点からいって、長時間読みっぱなしでは、読んでいる時間がもったいない気がします。どんなに大量に読んでも使いモノにならないインプットが多ければ意味がありません。知識を増やすことに関しては、AIには勝てません。なにしろ、相手はほぼ無限にインプットできるんですから。
価値を生む読書法とは、インプットしたものをアウトプットすることです。インプットしたものは、アウトプットして、初めて意味を成します。本を年間100冊読んでも、行動に移さなければ読んでいないのと同じです。だから行動しなくてはなりません。私も、「整理術」や「時間術」に関する本を年間100冊以上読みます。セミナーにも年間20回以上は参加します。学んだことを実践し習慣化したからこそ、建設会社に勤めながら、6つの仕事をこなせているのです。
もちろん、その場ですぐ行動することが難しいコンテンツもあります。良いコンテンツだなと思っても、すぐには実践できないものは、どうするか?良いなと思った言葉は、いつか使うときのためにストックしておきます。
読書中に見つけた素晴らしい言葉、いつか役に立つと思われる言葉は、ノートにメモしています。私は、読書をその本のなかから、「珠玉の1行」を見つけるためにしているのです。そして、書き留めたメモのノートを毎朝15分読んでいます。読むことで、書き留めたときには実践できなかったことが、その日、実践する日になったり、頭と身体に刻み込まれ、いざ活用する場面になったときにポンと頭から出てくるようになります。
1日15分読むだけでかなりのコンテンツを読み返すことができます。もう何回転読んだか分かりません。あなたにも、ぜひ実行していただきたい習慣です。
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