仲良く・親しくなるには相手との「共通点」を多くもつこと!
「共通項・類似性の原理」と呼ばれる心理学のはたらきは、よく知られているところです。
初対面の人と会話をしていて、一瞬にして会話が「盛り上がる」といったシーンがよくあります。
それは、相手と出身地が同じだったり、距離が近かったり、出身地や出身学校が同じ、好きなテレビ番組が同じ、苦手な食べ物が同じ、などなど相手との共通項や類似性があるほどに、瞬時にして仲良く、親しみ深くなれるというシーンです。
近年では、すっかり肩身が狭くなった喫煙者がある時、喫煙所でバッタリ会った同僚を発見し、「あ、きみもタバコ吸う人だったんだ!」などと共通項の確認で盛り上がって、仲良くなるシーンなども見受けられるでしょう。他愛ないことでも、仲間意識が育まれる場面なのです。
相手との共通項や類似性が多くあるほど、お互いの人間的側面を知ることによって親近感が高まるというわけなのです。
反対に、互いの共通項や類似性がまったくなく、むしろ一方が好きなモノを他方が嫌っている場合は、逆効果になります。
この場合は、お互いを嫌い合い、反発し合う関係になることさえあるわけです。
いずれにしても、他人との会話において、相手が好きなものにまったく関心がないからといって、「そんなモノの、どこが面白いの? 私は好きじゃないなあ」などと、けっして口にしてはいけないわけです。
自分に否定的な人物に対しては、共感できず、嫌悪感すら持ってしまうからです。
相手の話を否定する人は、相手から好意をもらえなくなります。
むしろ、「へー、それは面白そうですね。教えてください」などと興味津々の表情で、上手な聞き手に回ったほうが得策になる原理というわけです。
(※本記事は新創刊の有料メルマガ『神岡真司の人生逆転の心理術』2021年8月9日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。8月中のご登録で8月分の全号が無料で届きます)
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