親の「良かれ」が子を苦しめる。小5の娘が突然引きこもってしまった訳

Lonely,Woman,With,Beautiful,Light,In,Room
 

不登校や引きこもりなど、子育てをしている親にとって、これらの問題は決して他人事ではありません。無料メルマガ『幸せなお母さんになる為の子育て』著者であるパピーいしがみさんのもとに今回、「突然娘が引きこもってしまった」と動揺した様子のメールが届きました。詳しく話を聞いてみると、その兆候は1年も前から現れていたようです。パピーさんは親御さんにどのようなアドバイスをしたのでしょうか?

突然の引きこもり

こんばんは。パピーいしがみです。

今日のメルマガのタイトルは、娘さんが突然「努力なんてしたくない!」と部屋に閉じこもってしまったご相談を紹介させて頂きます。

今までいろんな事に頑張ってきた一人娘さん。その娘さんが突然「努力なんてしたくない!」と言い、部屋に閉じこもってしまったらそれはびっくりしますが、どうやらそれには前兆はあったようです。

入会してすぐのマアサさんからメールを頂き、詳細をお聞きした時のお返事はこんな内容でした。

パピーさん、突然のメールなのに、迅速なご対応をありがとうございます。私も気が動転していたので詳細について詳しくお伝えできず申し訳ありません。ご質問いただいた内容にお答えさせて頂きます。

娘は今、小学校5年生の一人っ子です。性格はとてもまじめで、あまりふざけたりしませんし、今までも反抗らしい反抗をしたことはありません。親が「こうしようね」と言うと「うん」と言って頑張る子でした。そして頑張れば大体できてしまう子でした(私の子とは思えないほど)。

親の期待に応えてくれるので、小さいころから「努力して偉いね」「頑張ってすごいね♪」と褒めてきました。幼稚園の頃から英会話・ピアノ・スイミングをさせ、小学校からは公文の3教科を加え、スイミングは選手コースに選ばれてとても頑張っていました。

何をやっても上手にこなし、上達も早かったので先生にも褒められて、他のお母さんにも「〇〇ちゃんすごいわね~。ピアノも上手だし、スイミングも選手コースだし、勉強もできて、その上礼儀もしっかりしているし…♪」と言われてきました。私はその言葉がうれしくて、たくさん褒めてきたつもりです。

それと…パピーさんが言われていた「会話」ですが、確かに少なかったと思います。教室やプールに送り迎えするときには、学校でのことなどを聞いたりすることもありましたが、高学年になってきてあまりしゃべらなくなったのもあり、家でも学校から帰ってくると部屋で宿題をしたり、時間があるとピアノを練習していたりして邪魔しちゃ悪いと思っていたし、娘が話しかけてくると「それより宿題終わったの?」とか「公文のプリントは?」と話をさえぎってしまい、娘にとって居心地のいい家ではなかったと思います。

又、夫婦の会話もあまりありません。お互い忙しいというのもありますが、もうしばらく冷戦状態でこれも子供にとっては良くない環境だと思います。

print
いま読まれてます

  • 親の「良かれ」が子を苦しめる。小5の娘が突然引きこもってしまった訳
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け