親の「良かれ」が子を苦しめる。小5の娘が突然引きこもってしまった訳

 

何が娘さんの気持ちを変えたのか、マアサさんからはこんなご報告を頂きました。

パピーさん。丁寧なご指導をありがとうございます。おかげさまで娘は月曜日の朝、いつものように学校に向かいました。

パピーさんから「1週間は様子をみること」「自分の思いを手紙にして伝えてみる」とアドバイスを頂いて、その次の日からどんな風に手紙を書いたらいいか、何度も書き直しをしていました。手紙を書くなんて何年振りかの事で、便箋も購入して机に向き合う日が続きました。

小さいころの事、水泳の大会で入賞して賞状を頂いた時の事。夫婦で応援に行った帰りにレストランで大きなパフェに驚いたことや、ピアノの発表会の時、娘が弾き始めたとたん、周りがざわついて「あの子すごくうまいね」と聞こえて、とても誇らしかったこと。いろいろ思い出しました。

でも、その後の私は、その時の感激ばかりを求めてしまい、最も大切な子供の育つ環境である家庭をおろそかにしてしまったのでした。主人とあまり関係が良くないのも、私が娘の勉強や習い事に熱心過ぎる事を注意されたのがきっかけで、今では必要最低限の事しか話をしなくなってしまいました。

土曜日の夜、手紙はまだ渡していないのに、娘からラインで返事がありました。そこには「心配させてすみません。明日はきちんと起きて朝ごはんを食べます。月曜日は学校に行きます。ごみ箱にあった手紙読みました」とだけ書かれていました。娘は夜中にシャワーを浴びる時、ごみ箱にあった手紙の書き損じを読んだようです。

主人にも「怒らないでね」とだけお願いし、日曜日の朝は久しぶりに家族で朝ごはんを食べました(まだ会話らしい会話はできませんでしたが)。書き終わった手紙を封筒に入れ「内容は知っているかもしれないけど後で読んで」と言って渡しました。

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