親の「良かれ」が子を苦しめる。小5の娘が突然引きこもってしまった訳

 

そして手紙を書く内容ですが、もし私だったこんな風に書くと思います。

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〇〇へ

もうあなたの顔を見なくなって〇日が過ぎます。とても寂しいです。

でもきっと、あなたがこんなに怒っているのは、私に原因があるのですよね。

きっと私があなたの話も聞かず「早く早く」とせかしたり「公文やりなさい、ピアノの練習しなさい」と言ってばかりだったからだと反省しています。

1年前には友達の誕生会に誘われた時にも「誕生会よりもピアノの発表会!」と友達の誘いを断らせてしまいましたね。

その後もあなたの声を聞かずに説得ばかりしていました。

あなたは小さいころからいろんな事を頑張って、成果も出してくれていたので、私はそんなあなたに「もっともっと」と要求をし続けていました。

今回の事を子育ての先生に相談したら「娘さんの話を聞いてあげていましたか?気持ちをわかってあげていましたか?」と聞かれました。

私はまったくわかっていなかったですね。私のエゴを押し付けていただけでした。

そして今になって、ピアノよりも勉強よりも、スイミングの記録よりも、あなた笑顔の方がずっと大事だと気づきました。

ピアノも公文もスイミングも、お休みさせて頂くようにお願いをしています。

これも今後、お互いに話し合って、どうするか決めていきたいと考えています。

話をしなくなって1週間になりますが、もうそろそろあなたの声が聞きたいです。

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と、こんな感じでしょうか?(もちろんご自分の思いを書いてくださいね)これをご飯と一緒にお盆にでも乗せて、娘さんがどう動くか様子をみてください。

これは私の予想ですが、多分娘さんも出てくるタイミングを伺っているのではないかな?と思うのです(1日中部屋にいるのは結構つらいものですから)。そんな時に、誘導してくれる何かがあると、次のステップに進みやすいです。

それと、今まで頑張ってきた娘さんですから、怠惰な自分でいる事はあまり好まないはずです。そこは子供を信じて、親指導ではなく、子供にまかせる事。きっと娘さんは必要な勉強はし、自分なりの進み方を選んでくれると思います。

まずは1週間、様子を見て手紙を書き、それでもだめだったら又、ご連絡ください。

娘さんはその後、日曜日には自分から部屋から出てきて、いつものように食事をし、お風呂にも入って月曜日は学校に向かったそうです。

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