家の中で発生するペットのケガの中でも小型犬や子犬に特に多い骨折。治療には時間も費用もかかって大切なペットも痛い思いをするし飼い主の懐も痛みます。今回のメルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』では、著者で獣医師の佐藤先生が家庭内での骨折を防ぐには何に注意し、どんな対策を取ればいいのか教えてくれます。
骨折を家庭で防ぐためにできること
家庭内でのケガで一番多いのが「骨折」です。実は家では危険が意外なところに隠れているのです。今日は、家庭内で骨折をさせない為の予防策をお伝えしていきたいと思います。
1)抱っこでの落下に注意
抱っこ中に暴れて落下してしまい骨折というケース。多いんです。そんな事故を防ぐためにも、普段から抱っこに慣れさせておいて下さい。暴れるようでしたら、まず座った状態で抱っこをする事から始めてみてはいかがでしょうか?
2)フローリングや段差に注意
フローリングはとても滑りやすく骨折の原因の1つです。滑らないように、ペット用のマットやシートなどを敷いて防ぎましょう。
また、段差も着地の際の衝撃や、つまずいて転んでしまったりすると骨折をする可能性があります。ソファやベッドなどにはペット用の階段を設置。あとは、高い場所には登らないようにしつけておくことも大切です。
●補足
家庭内の予防も大切ですが「食事」と「運動」も大切です。それは、丈夫な骨にするからです。バランスの良い食事と、筋肉をつけるためにお散歩は大切にして下さい。
お散歩で、太陽の光を浴びると骨を丈夫にするビタミンDが生成されますので歳をとるとお散歩を嫌がる子もおりますが、できる限り行くようにして下さいね。
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